iPhoneにニューバランス、“オッパって呼んで”が痛すぎる…若作り40代「ヨンポティ」が韓国で冷笑される理由

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政治的にも「合わない」

 現在の韓国の40~50代は政治的に左派傾向が非常に強い。昨年行われた第21代大統領選挙の出口調査では、40代有権者の72.7%が左派候補の李在明(イ・ジェミョン)大統領を支持した。一方、保守候補は22.2%にとどまった。

 対照的に、20~30代は比較的、保守的な政治志向を強めている。同選挙で20代男性の36.9%は保守候補に投票し、李在明大統領への投票は24%にすぎなかった。

 こうした政治的なズレも、ヨンポティと20~30代の若者が「いまいち噛み合わない」要因のひとつといわれている。

 李在明大統領と彼が所属する政党「共に民主党」は、日本の左派政党に相当する。韓国では「左派」という言葉よりも「進歩」という言葉が主に使われ、彼らは自らを「進歩世代」と呼んでいる。だから彼らは考えが明るく前向きで、20代から30代の思想と大きく変わらないと思っているのだ。

 1979年生まれで李在明大統領を支持するひとりのヨンポティはこういう。

「私は若い人たちとなじんでいる。スマホにも慣れているし、最近の芸能人や音楽、流行の食べ物をすべてわかる。また、オープンな性格で話も通じる。でも最近の若い人たちには不満もある。礼儀がなく、ちょっと仕事を頼んでも大変だと不満や言い訳ばかり」

自分が前向きで開放的だから若者たちと仲良くやれるといいつつ、若い世代に対する不満もしっかりと隠しもっている。オジサンたちのこのようなダブルスタンダードを若者らが受け入れるはずがない……。

 筆者の会社に入社したばかりの20代後半の男性社員は、こう語る。

「問題は外見や若づくりではなく、行動や自己管理。無理に若作りしようとしなくても、きちんとしていれば自然と若々しく、カッコよく見えると思う。僕もいずれ40代になりますが、40代らしく振る舞いたい。20~30代に向かって“自分は若い”と誇示するような生き方はしたくありませんね」

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