「毎年人間ドックを欠かさない夫に突然突き付けられた『余命宣告』」 数々の著名人の命を奪った「原発不明がん」の恐怖と防ぎ方
転移先のがんを治療するために一番大切なこと
がんの初期は自覚症状がまったくない。だから人間ドックや健康診断などの定期健診で初期のがんを発見して切除する必要がある。この切除という治療ががんを完治させる唯一の方法だと言ってもいい。
それでも残念なことに、切除したのちに転移が発覚することは往々にして起こる。その転移先のがんを治療するために一番大切なことが「発生した場所が特定できていること」なのだ。
具体的に説明すると、検診で見つかった初期の肺がんを切除した1年後、肝臓に転移が見つかったとする。この場合「肝臓がん」ではなく原発巣である「肺がん」の治療が行われる。転移したがん細胞は、原発巣と同じ特徴を持つからだ。抗がん剤も肺がん用を使う。
検診で早期発見し、ごく初期のうちに摘み取ることがなぜ必要なのか、これで理解できると思う。
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後編では、原発不明がんを発見、治療するのが難しい理由などについて解説していただく。



