朝ドラ「風、薫る」が早くも低評価 「おむすび」超え「ワースト視聴率」の危機…敗因は「2人のヒロイン」?
展開が早すぎる
「見上はオーディションではなく一本釣りです。すでに民放のドラマで主演も務めているし、JRAのCMでは長澤まさみらと共演してお茶の間にも顔が知られています。なにより2420の大河『光る君へ』で演じた藤原彰子の出産シーンは話題を呼びましたからね。一方の上坂は2410人が参加したオーディションで選ばれました。彼女は見上と違って俳優としての経験は浅い。そのためセリフはやや棒読みです。これは彼女のせいではありませんが、明治にあんなきれいな人がいるのかと思ってしまう」
イチャモンである。だが、2人をヒロインにしたために弊害が生じているという。
「15分という短い時間に別々の2人の物語を詰め込もうとするため、テンポが速い。三上演じる一ノ瀬りんは2週目で三浦貴大と結婚しますが、第7話で出産、第8話ではその子が立ってしゃべっていました。そして離婚の危機という展開ですから、何が何だかわからず脱落する人が続出しています」
さらに、ヒロインが何者なのかという問題も。
実在する有名人こそ“朝ドラの王道”
「“明治のナイチンゲール”だった2人を描くということですが、ほとんどの人がモデルとなった人物について何も知らないのではないでしょうか。『ばけばけ』は小泉八雲、その前の『あんぱん』はやなせたかし。やはり、よく知られた実在の人物の物語こそ朝ドラの王道なのだと思います」
平均視聴率21・0%の「なつぞら」(2019年前期)はアニメーターの物語で、特定のモデルはいないと言われたが……。
「朝ドラ第100作という記念碑的な作品で、ヒロインは広瀬すず、相手役は吉沢涼、中川大志もいました。さらに、松嶋菜々子や山口智子といった歴代朝ドラのヒロインを出演させるなど、超豪華キャスティングでしたから例外と言っていいでしょう。実在しないギャルをヒロインにして大失敗したのが『おむすび』です」
その「おむすび」を超える勢いで下降しているのが「風、薫る」なのである。
「鈴木アナではありませんが、正直言って今後見続けるのがつらいですね。制作陣には視聴者目線でテレビを見てもらって、朝の気分とかヒロインの見え方を総取っ替えするつもりで挑んでもらいたいですね」
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