3日前まで「裏番組」に…カズレーザー、禁断の“局またぎ”出演 「裏切り」と言われても干されない理由
「直言」という武器
さらに、「直言」という武器もある。今のネットの世界では、インフルエンサー的な人物が芸能人には言えないような過激な意見を言って注目を集めていたりする。芸能界のルールに縛られているプロの芸能人は、発言にも制限があって、何でも好き勝手に言えるわけではない。ここに芸能人コメンテーターの構造的な限界がある。
しかし、カズレーザーはそれを持ち前の知性とキャラクターであっさり乗り越えてしまう。人々が驚くような過激に聞こえる主張を、堂々と展開したりすることがある。ただ、よくよく聞いてみると、一般常識に反することであっても、理屈としては筋が通っていたりする。それは豊富な知識と論理的思考に裏打ちされた「安全な過激さ」であるため、テレビの電波に乗せても問題にならない。
そう、カズレーザーの最大の魅力はこの「安心感」である。彼はもう何年もコメンテーターとして仕事をしていて、あらゆるニュースについてコメントをしてきているが、一度たりとも炎上していない。これは驚くべきことだ。
今の時代、言葉尻を捕らえられたり、発言の一部を切り取られたりして、タレントが炎上に巻き込まれてしまうことはよくある。ときには本人に非がないようなケースでも、理不尽なバッシングを受けてしまうこともある。
だが、カズレーザーにはそれが一切ない。そもそも問題になるような発言をしていないし、本人のキャラクターが浮世離れしていて、批判を初めから無効化してしまうようなところもある。絶対に炎上しないという安心感も、テレビ局が彼を起用したがる理由になっている。
知性を売りにしているタレントはこれまでにもいたが、カズレーザーほど盤石の地位を築いている人はいなかった。見た目の派手さとは裏腹に、彼は有能である上に、誰よりも安全で安心な人物だからこそ、各局で引っ張りだこになっているのだ。
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