ノーノー献上も今季のロッテはひと味違う? サブロー監督がチーム改革に活かす「意外すぎるレジェンド」の金言 ダントツ最下位からの下剋上なるか
練習メニューの秘密
サブロー監督は就任会見で「伝説のキャンプ……(巨人の)伊東キャンプを超えるようなキャンプができたら」と語っていたが、実はその猛練習には“阪神エッセンス”も加えられていた。
打撃練習ではフルスイングが厳命されていた。「ティー打撃では120パーセント、フリーでは100パーセント、ゲームでは80パーセントから60パーセントでいい」との指導だったが、それは川藤幸三氏(76)の助言だという。どのような経緯で阪神OBである川藤氏と話をしたのかは現時点で不明だが、サブロー監督は他にも、現役時代の恩師や先輩たちの助言をもとにキャンプの練習メニューを組み立てていた。
「入団直後にコーチ、監督としてお世話になった、故・山本功児さんには特に強い影響を受けたようです」(前出・球団スタッフ)
サブロー監督が指導者としてスタートを切ったのは23年。16年の引退から6年が経っており、その間は楽天イーグルスのファームディレクターも経験した。二軍監督として古巣のユニフォームを再び着ることになり、迷わず背番号に選んだのが、山本氏が付けていた86番だった。
「山本氏が二軍打撃コーチだったころ、早出特打ち、居残り練習、夜間の素振りと徹底的にバットを振らされたのがサブロー監督でした。山本氏は早出、居残りのどちらも最初から最後まで立ち会っていました。サブロー監督のほうからお願いして練習したときも同様でした」(前出・同)
サブロー監督は「そこは見習いたい」と話していたという。また、フルスイング同様、昨年の秋季キャンプから続けているのは「マシン打撃のときはボール球でも打つこと」。これはオリオンズ時代の大先輩である、落合博満氏(72)から習ったもの。その狙いは「どこに来るか分からないボールにどう対応するのか、多少のボール球でもヒットにできるようにする」ことだそうだ。
また、ボビー・バレンタイン監督(75)時代のデータ解析、作戦編成も参考にしている。猛練習の裏にはこうした先人たちの教えがあったわけだ。
「ルーキーイヤーから一軍の試合に出ていたキャリアの持ち主ではありますが、若手時代は外国人選手の加入などで、出場機会に恵まれなかった期間もあります。その間、ファームでお世話になった山本氏や、結果を出し続けている先人を見て学んだのだと思います」(前出・同)
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