風俗ロケで怒鳴られ、SM店長から引き抜きも…「不適切どころじゃなかった」伝説の深夜テレビ、狂乱現場

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杉作J太郎とロケ

 ロケでは、漫画家の杉作J太郎と組むことも多く、「一緒にやると視聴率が良かった」と振り返る。

「杉作さんは本当に面白い人で、お家にもロケに行きましたけど足の踏み場もないくらい汚くて(笑)。今は地元の松山でラジオをやられているそうです」

 年末恒例の「トゥナイトスペシャル」では、風俗店や水商売を毎年取材した。ソープランドのマットに座ってインタビューをするのが「普通」の現場で、思わず顔に出てしまったことがある。

「マットに座っていると、『あ、このマットってそういうマットだ』って思わず顔に出てしまったんです。そしたらディレクターが、『ここは風俗嬢たちの聖地なんだよ! そんな神聖な場所で嫌な顔すんじゃねえ!』とものすごい剣幕で怒られました(笑)」

 SMクラブの取材を終えると、オーナーが近づいてきてスカウトされたこともあった。

「店長には『番組スタッフには内緒にするからさ』って言われたんです(笑)。もちろんお断りしました」

 番組の“顔”とも言える山本晋也監督とは、「トゥナイト」の後もNHKのラジオ番組で共演することになる。

「『トゥナイト』では監督とロケでご一緒する機会はありませんでした。その代わり、NHKのラジオ番組で9年間、ご一緒させていただきました。いつもとっても優しくて博学で、おしゃべり好きだから放送が始まる直前までずーっと楽しい話をしてくれました」

 番組の歴史に刻まれた忘れがたい一夜もある。名物リポーターの乱一世が、CM直前の失言により番組を降板した日だ。その日は、スタッフ全員が特別に気合いを入れていたという。

「あの日は、トゥナイトにとって大切な日でした。世の中的に露出の規制が厳しくなってきて、一度トラブルがあり、番組では2か月くらい風俗ネタを扱えない時があったんです。そしてあの日は、風俗ネタの解禁一発目の日で、全員『今日は数字を取るぞ!』と気合いが入りまくっていました。そんなところに乱さんが思わず言っちゃったんです」

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