「特養」で汗だくなハードワーク、「ありがとう」の言葉に救われた元タレント、39歳・介護士の現在地
岩佐真悠子インタビュー
2020年に芸能界を引退した元タレントの岩佐真悠子さん(39)。その後、友人のすすめをきっかけに特別養護老人ホームで介護の仕事についた。ハードな仕事ではあったが、「ありがとう」と言われるたびに、これまで気づけなかった「自分の存在価値」を感じるようになったという。介護職を始めて6年、今の気持ちを聞いた。(全3回の第3回)【福嶋剛/ライター】
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介護の仕事をするきっかけを与えてくれたのが、「ミスマガジン2003」で共にファイナルステージに立った元タレントの西田美歩です。プライベートでも本音で話せる間柄で、一足先に介護の仕事を始めていました。
私が2020年に芸能界を引退したとき、「真悠子も介護の仕事をやってみたら」とアドバイスをもらい、派遣会社を通じて特養(特別養護老人ホーム)で働き始めました。
特養は、要介護3以上の方の支援サービスを行う介護施設の中で、ハードワークと言われている施設です。毎日汗だくになりながら仕事を覚えました。
最初はどうやって利用者さんとコミュニケーションを取ったらいいのか分からなくて、あれこれ試してみました。勤務時間中は頭も体もフル回転なので、毎回フラフラになりながら家に帰って一瞬で眠れました。でも楽しかったんです。
施設を紹介してくださった担当者さんからは「最初にここを経験して大変なことを乗り越えられたら、ほかのどの施設に行ってもやっていけますよ」と励ましていただき、自分でも少し自信が持てるようになりました。
利用者さんから「ありがとう」っていう言葉をもらえた時が一番うれしくて、「私こそありがとうだよ」って言いました。芸能界にいた頃は、そんなことさえ考えなかったのですが、今まで分からなかった「自分の存在価値」みたいなものをここで見つけられたような気がしました。
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