秋田県の農村で作られた“ロリータ服”に注文が殺到! 縫製工場「2代目社長」と、カリスマロリータモデル「青木美沙子氏」がタッグを組んだ“アトリエ小町”の魅力とは
オリジナルプリントと縫製にこだわる
――青木さんがデザインに関わった服がアトリエ小町から販売されていますが、柄のデザインからこだわったそうですね。
青木:アトリエ小町のお洋服の生地は、基本的にオリジナルのものにしています。量産されている生地を使うこともできるのですが、JCFさんはオリジナルプリントが得意なので、ギンガムチェックや花柄も世界に一つだけのものを作ってもらいました。
フリルやレース、リボンの作りも素晴らしく、こだわりがつまっています。先ほど、お値段がそれなりにする……と話しましたが、はっきり言って、お安いと思いますよ。阿部さんがかなり頑張ってくださって、2万円前後の価格が実現しています。
阿部:細かなギャザーやフリルの表現、シルエットの美しさ、着心地、細部の仕立てなど、一つ一つの工程を大切にした服づくりは大量生産ではなかなか難しいんです。ロリータは複雑な工程が必要になる服ですが、そういった細やかな表現や仕立てができるのは当社の強みでもあります。
――着心地についてはどうですか。
青木:私が長年愛用してきたお洋服を作ってきたのがJCFさんですから、素材も着心地も素晴らしいですね。安心感、安定感があるといいますか。あと、ロリータ服って少量生産なので、どうしてもフリーサイズだけになってしまうんです。その点、アトリエ小町は幅広くサイズ展開しているので、様々な体型の方に着ていただけるのも魅力ですね。
ロリータ服は若い人のファッションというイメージがありますが、今では50~70代まで年齢の幅が広がっています。アトリエ小町のお洋服は普段着としても着やすいデザインになっているので、興味を持った方が手を出しやすいと思います。
ロリータを着て田植えに挑戦!?
――ロリータでは世界観が確立されたブランドも多いですし、近年は大手ファッションチェーン店が販売していますよね。アトリエ小町は、ほかのブランドとどのように差別化を図っていくのでしょうか。
阿部:先ほど青木さんにお褒めいただいたオリジナルプリントですが、当社では独自のデザインをプリントできる高精度なインクジェットプリンターを導入しています。生地にプリントができる環境がある縫製工場は、珍しいんですよ。他の会社では出せない色や、雰囲気を表現できるのが強みだと思いますし、そういった点を打ち出していきたいですね。
そして、何といってもメイド・イン・ジャパンの高品質な服、という部分を積極的にPRしていきたいと思います。それに、せっかく青木さんとご縁をいただいているので、地元の他の企業とコラボしたり、秋田の美しい風景を活かした“お茶会”を開催したりするなど、様々な展開を考えています。
青木:私は何度も羽後町を訪れていますが、秋田といえばおいしいお米や食文化があり、自然豊かなところです。例えば、ロリータを着て田植えに挑戦したりとか、キャッチーなこともしていきたいですよね。
――海外からも注目を集めそうです。
青木:ロリータ服の文化は海外にも広がっていて、特に中国では人気が高いですね。JCFさんも中国進出されています。ロリータ服の魅力は、大人になってもお姫様になりたいという願望を叶えてくれるところ。身にまとうことで、自分に自信を持てるところが素敵です。そういった思いに共感される方が、世界中に増えていると感じます。
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