センバツ高校野球 「県外出身選手」が最も多い高校はどこか ベンチ入りの95%が「野球留学生」チームも

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出場できない県の出身者も

 では逆に、県外出身者が多いチームはどこか。春の甲子園を主催する毎日新聞社発行の「センバツ2026 第98回選抜高校野球大会 公式ガイドブック」等を参考に、全選手の出身中学を調査した。データはベンチ入りする20人の選手を基準に、同率の場合はレギュラーに地元出身者が少ない順にランキングを作成した(※編集部註:出場選手が替わることもある)。

 地元出身者が少ないチームのベスト5を挙げてみよう。

●第5位:神村学園(鹿児島):80%(県外選手16人)

 1956年に串木野経理専門学校として創立され、90年に現校名に変更された私立。野球部は2003年の創部とそれほど古くないが、05年には春の甲子園に初出場し、いきなり決勝に進むも、愛工大名電(愛知)に敗れて準優勝。以来、夏の甲子園は8回、春は2年ぶり7回目の出場となる。上位打線には4割打者がズラリと並び、ベンチ入りする野手はいずれも打率3割超という驚異の打線だ。県外選手が多いとはいえ、九州出身者ばかりだ。

●第4位:八戸学院光星(青森):85%(県外選手17人)

 1956年に創立されたカトリック系の私立で、スポーツクライミングの日本代表として活躍する関川愛音(めろでぃ)選手の母校(3月に卒業)でもある。野球部は開校と同時に創部され、OBには巨人の坂本勇人選手らがいる。夏の甲子園では2011年から3年連続で決勝に進出。春の甲子園は2年ぶり12回目の出場となる。レギュラーに地元出身選手はいないが、今回、出場校が出なかった秋田、福島、石川出身の選手もベンチに控える。

県外出身率ベスト3

●第3位:高川学園(山口):90%(県外選手18人)

 1878年に開校した曹洞宗山口専門学支校を前身とする中高一貫の私立。野球部は1902年に創部され、春の甲子園は42年ぶり2回目となるが、昨夏の甲子園に続き初の夏春連続出場となった。地元出身者の2人はいずれも附属中学からの入学で、県外出身者のうち6人は広島の出身だ。全国高等学校サッカー選手権大会や全日本バレーボール高等学校選手権大会の常連校としても知られる。

●第2位:山梨学院(山梨):95%(県外選手19人)

 駅伝で有名な山梨学院大の付属校。1957年に創部された野球部は、昨春の甲子園で優勝、昨夏はベスト4まで進んだが、そのメンバーはごっそり卒業。唯一残ったのが“二刀流”の菰田陽生(こもだ・はるき)選手(千葉出身)で、甲子園デビューとなった昨春は球速152キロを記録。彼を追うように他の選手の実力もアップした。地元出身はセンターの石井陽昇(あさひ)選手のみだが、県外選手は北海道から鹿児島まで幅広く揃う。

●第1位:滋賀学園(滋賀):95%(県外選手19人)

 1933年に和服裁縫研究所として開校し、八日市女子高校を経て、99年の男女共学化に伴い現校名に。同時に野球部も創部された。県外選手率は山梨学院と同率だが、レギュラーに地元出身者がいないため1位に。もっとも、唯一の地元出身者である伴田蒼生(ばんだ・あおい)選手は2番手ピッチャーであるから、登板のチャンスは高い。また、県外とはいえ近畿出身選手が8人を数える。春は2年連続4回目の出場で、甲子園ではキレッキレの応援ダンスも話題に。

 昨夏の甲子園では県外出身者のみのチームが2校あったが、春では0校に。一方、地元出身者のみのチームは5校あったが、今回は前述の通り2校となった。いずれにせよ、地元出身かそうでないかは選手たちには預かり知らぬこと。怪我に気をつけて全力を出し切ってもらいたい。

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