主演作がヒットも「キムタク」が映画賞に驚くほど縁がない理由…原点は20年前の“ノミネート辞退”騒動
無冠の帝王に?
「当時、所属していたジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)、その中でも特にSMAPのメンバーたちは、他の事務所のタレントと比較審査されるような音楽賞や映画賞から距離を置いていました。現在も『日本レコード大賞』にほとんど関わってないのはそのためです。『武士の一分』に関しても、事務所側は優秀主演男優賞の受賞を辞退。それどころか、在京スポーツ紙の記者が選ぶ映画賞『ブルーリボン賞』のノミネートも辞退していました。当然、両映画賞に関わる関係者は快く思わず、両映画賞には長らく旧ジャニーズ勢は選ばれませんでした」(映画業界関係者)
ところが後年、現在は個人事務所で活動する嵐の二宮和也(42)と岡田准一(45)が、何事もなかったかのように「日本アカデミー」で優秀主演男優賞・最優秀主演男優賞、「ブルーリボン」では主演男優賞を受賞した。
「結果的に木村さんの“辞退損”となってしまいました」(同)
それでも、木村にはその後も続々と大手映画会社から主演オファーが舞い込み、主演映画2部作の後編「教場 Requiem」は、8日までに興行収入18億円を突破し、ヒット作となった。
また、テレビ各局で主演の連ドラは毎年のようにこなし、直近の作品は24年4月期のテレビ朝日系「Believe-君にかける橋-」。最近ではキャリア史上初の銀行CMとなる「三菱UFJフィナンシャル・グループ」のCMが放送中。自身のYouTubeチャンネルの登録者数は224万人(3月10日現在)に達するなど、その人気ぶりは相変わらず不動だ。
「米『アカデミー賞』や、カンヌ・ヴェネチア・ベルリンの世界三大映画祭などで受賞すれば、それなりに価値があります。しかし正直なところ、日本国内で映画賞を受賞しても、配給元にとってはあまり興行的なメリットがないのが現状。なので、映画賞に縁がなくても、木村さんを起用するのはヒットへの“近道”なのです」(同前)
そんな中、日本でもヒットした香港映画「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」の3作目に木村の出演が予定されていたが、日中関係の緊張が影響し、代役の俳優が立てられたことを今月6日、香港メディアが報じた。
「木村さんといえば、アジア映画界のオールスターをそろえ、カンヌのコンペティション部門に出品された『2046』(04年)で海外デビューを果たしましたが、出演時間は5分ほど。その後、09年に日本公開されたハリウッドスター、ジョシュ・ハートネット(47)主演の『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』に出演したものの、あまり話題になりませんでした。23年から動画配信サービス・Huluで配信中の、ドイツ製作のドラマ『THE SWARM/ザ・スウォーム』でもチョイ役で目立ちません。今回も日中関係の影響によりチャンスを逃すことになりましたが、国内での人気・知名度は絶大なので、“無冠の帝王”と呼べる唯一無二の存在になるのでは」(先の映画記者)





