片山さつき財務相も「ショック」…日本の若者が“NISA貧乏”に陥る決定的な理由 専門家は「年収1年分の貯蓄がない若者はNISAに手を出してはダメ」と指摘
年収一年分の余裕が必要
日本経済はデフレからインフレに変わり、「貯蓄より投資」が有効と言われている。だが荻原さんは「やはり現金を手元に持っていることは重要です」と指摘する。
「比較的若い年齢で、独身、子供もいないという人を想定してみましょう。『どうしてもNISAに投資したい』と考えているのなら、まずは銀行口座に“年収1年分”のお金を貯めてください。日本経済はインフレというよりスタグフレーション、つまり不況とインフレが同時に進んでいる懸念があります。今の物価上昇率なら年収1年分の貯蓄があれば、不況で解雇されても失業保険を足して2年は生活できる余裕が生まれます。こうした余裕を持つ人が生活費の一部を投資に回すのと、生活費に余裕のない人が投資をするのでは、リターンも違ってくるのです」(同・荻原さん)
実はNISA貧乏に苦しんでいるのは若者だけではない。ローンを抱えている中高年の間でもNISAのため生活費に余裕のない人々が増えているのだ。
第2回【住宅ローンを抱える中高年が投資なんて“NISA貧乏”まっしぐら…専門家がNISA投資よりも「繰り上げ返済」を強く勧める納得の理由】では、今すぐ中高年が手を付けなければならないのはNISAではなく、借金返済だという“真実”についてお伝えする──。




