元照ノ富士の弟子への凄絶パワハラ、本人に真相を聞くと… 協会が処分の発表を先延ばしにする理由とは
【前後編の後編/前編からの続き】
角界最大の部屋を率いる伊勢ヶ濱親方(34)が「弟子に暴力を振るった」と自ら申告し、日本相撲協会が調査に乗り出している。被害に遭った伯乃富士(22)は、春場所初日に欧勝馬(28)に敗れ、この取り組みの際のケガで、日本相撲協会に休場を届け出た。親方による暴力の背景には何があるのか……。
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前編では、伊勢ヶ濱親方(元横綱・照ノ富士)による、弟子で幕内の伯乃富士への暴行について詳細を報じた。
現役時代の照ノ富士は両膝のケガなどに苦しみ、一度は大関を陥落後、序二段まで落ちた経験を持つ。
当時を知る支援者は、
「その時、複数のタニマチが去って、彼もショックを受けていました。21年に晴れて大関に復帰し、その年の名古屋場所後に横綱昇進を果たすと、背を向けたはずのタニマチたちがまたスリ寄ってきた。そんな彼らに対し、照ノ富士は“これからも精進します”と頭を下げたため、一部のタニマチからは“自分を見限った連中に尻尾を振るなんて……”と不興を買っていました。プライドよりスポンサーを大事にしたということです」
白鵬への不信
殴られた伯乃富士は、顔のアザが消えるまで表に出ることを禁じられ、東京に一人残っていたという。親方との因縁について、古参の後援会関係者が明かす。
「テル(照ノ富士)は相撲留学のため18歳で来日する前に一度、日本に来たことがあります。その時、テルを連れてきたのが白鵬の実父だった。“日本の相撲部屋に入れてやる”と言って、テルの両親からお金まで受け取りながら、入門は実現しなかった。当時、気の毒に思った朝青龍がテルにお小遣いをあげたりしていましたが、自分の父親が原因だというのに白鵬は何もしなかった。結局、テルは失意のうちに帰国しますが、白鵬への不信はこの時から始まっています」
さらに続けて、
「実を言うと、鳥取城北高校に在学していた伯乃富士を“うちの部屋に来いよ”と最初に勧誘したのはテルでした。けれど彼は憧れの白鵬がいた宮城野部屋を選び、その誘いを断ったのです。24年に元幕内・北青鵬の暴力事案で宮城野部屋は閉鎖され、伯乃富士が伊勢ヶ濱部屋の預かりとなったのは皮肉な話ですね」
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