“3576億円軍団”ドミニカと“MLBスター選手が集結”のベネズエラ…「侍ジャパン」準々決勝の相手はどちらがマシか? 「打撃陣はもちろん、投手陣も充実しているのは…」

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 WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の日本代表はチェコ戦に勝利するとJALのチャーター便に搭乗し、アメリカのマイアミに向かった。準々決勝は日本時間の3月15日午前10時から始まる予定で、プールCを1位で通過した日本は、プールDを2位で通過したチームと戦う。そのプールDではベネズエラとドミニカ共和国が12日の午前9時から対戦し、「負けた」チームが日本と準々決勝で相まみえる。

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 担当記者は「ベネズエラもドミニカも多数のメジャーリーガーを擁していることで話題を集めています」と言う。

「特筆すべきは、やはりホームランの数でしょう。3月11日現在、ベネズエラは5本、ドミニカは9本も打っています。ベネズエラは2023年にMVPを受賞したロナルド・アクーニャ・ジュニア、首位打者を3度獲得したルイス・アラエス、25年に49本のホームランを放ったエウヘニオ・スアレス……などなど、文字通りの“ドリーム・チーム”です。もちろんドミニカも負けていません。ブラディミール・ゲレーロ・ジュニア、フアン・ソトなど屈指のスラッガーが集結しています。契約金の総額は22億9190万ドル(約3576億円)に達し、移動の機内で『誰が金持ちか』を競い合う姿がXに公開されました。ドミニカのスター選手たちは腕に巻いた高級腕時計の自慢を始め、ある選手に大量の札束を投げてはしゃぐなど、まさに“規格外”の様子が全世界に配信されたのです」

 MLBアナリストの友成那智氏は「どちらのチームも日本代表にとっては正真正銘の強敵です。東京ドームの試合とは桁違いの苦戦になる可能性が高いわけですが、ドミニカよりはベネズエラのほうが勝利する確率は上がると思います」と分析する。

本当は「日本野球」のほうが強い

「評価のポイントは投手陣です。ベネズエラよりドミニカのほうが充実していると判断しました。例えばクローザーを見てみましょう。ベネズエラはオリックス所属のアンドレス・マチャド投手で25年シーズンは28セーブ9ホールド、防御率2・28という成績でした。一方、ドミニカはブリュワーズのアブナー・ウリーベ投手で25年は7セーブ37ホールド。防御率は1・67という具合です。ウリーベは時速160キロを超えるシンカーが武器で、これはメジャーリーガーの強打者でもなかなか打てません。バットに当てることはできても、ボテボテのゴロか凡フライになります」(同・友成氏)

 対戦相手がベネズエラになってもドミニカになっても、日本はロースコアの接戦に持ち込めるかどうかが鍵になるという。もし乱打戦になれば、これを制するのは至難の業だからだ。

「ただし、ベネズエラもドミニカも160キロ台の剛速球を投げ、手元で動くボールを得意球にする投手が目立ちます。国内組の打者にとっては対戦したことのないタイプですから、苦戦が予想されます。2点か3点を取るのが精一杯でしょう。いまさら指摘しても意味がないとは分かっていますが、本来であればベネズエラやドミニカのようなチームは日本流の“スモールベースボール”を苦手にするはずなのです」(同・友成氏)

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