女性関係、倒産、息子の死…「萬屋錦之介さん」の激動人生、病魔に奪われた「惚れ惚れする口跡」

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二度目のカムバックならず

 1990年の舞台「瞼の母」の公演中には、右目の角膜上皮剥離で、20日間入院した。

「先の入院は中村プロの倒産、次の入院は息子のオートバイ事故死(1990年)と、いずれもストレスが重なったのが原因です」(演劇記者)

 ガンの告知は1996年6月。翌月に手術を行ったが、戦国武将の尼子経久を演ずる予定だった大河ドラマ「毛利元就」を降板した。

「手術後は、言葉が不明瞭でしたが、聞き返すわけにもいかない。惚れ惚れする口跡の持主だっただけに、お見舞いに行っても辛かった」(演劇関係者)

 重症筋無力症から立ち直った時は、奇跡のカムバックといわれた。本人は再び舞台に立つことを期していたが、二度目の奇跡は起こらなかった。

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