小学生の頃の夢は“世界連邦の大統領” 一代でのし上がった「アパグループ創業者」成功の理由【追悼】

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デヴィ夫人は「同じ理念を語り合える友人」

 08年から「真の近現代史観」の懸賞論文を主催。自虐史観を脱却した人材を育成しようと11年に「勝兵塾」を開く。勉強会の講師を高市早苗氏らが務めた。

 同塾の顧問の一人、デヴィ・スカルノ氏は言う。

「同じ理念を語り合える友人。国を憂える思いを持ち、ホテル経営者が言論活動をすることに偏見を持たれるのではとの心配などせず、堂々と行動されていた」

 客室に置いた著書の内容が中国側から非難されても反論。強く出れば謝ると勘違いをしているのではと指摘し、これによる宿泊者減にも動じなかった。

 自然災害、戦争、世界的な病気がホテルのリスクだとコロナ禍の前から語っていた。軽症者を即座に受け入れた背景に心構えがあった。

 22年、グループ代表を長男の一志氏に譲る。

 2月11日、82歳で逝去。

「人生の中のどの一瞬を切り裂いても悔いのない人生を歩みたい、と話していた。言葉通り、類例のない濃密な生涯です」(上島氏)

週刊新潮 2026年2月26日・3月5日号掲載

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