美智子さまの手を握り、涙されたことも…「天皇陛下」66歳 「雅子さまバッシング」の苦難を乗り越え、「秋篠宮家」と評価を逆転させるまでの軌跡

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「ご退位なさいませ」

 まさに激動の年となった2004年だが、その年が明けても、殿下の苦悩は長く続いた。雅子さまの療養が継続したのに加え、2008年に小学校に入学された愛子さまが一時、不登校になられたこともあった。この問題に心を砕かれた殿下には「ご家庭優先」「公より私が重要なのか」との批判が相次いだ。メディアに「皇太子殿下、ご退位なさいませ」「秋篠宮が天皇になる日」などの記事が出たこともあったほど、まさに平成皇室は危機にあったのだ。

 ところが、それを解決したのも、やはり「ご家庭」であった。雅子さまのご病状は、その後、徐々に、ではあるが、次第に上向きになり、愛子さまもご成長に連れ、学校生活でのトラブルがなくなっていった。天皇家のお三方の仲睦まじいお振る舞いが話題になることも多くなった。

 そして2017年末に秋篠宮家で長女・眞子さんと小室圭さんの結婚に関わるトラブルが発生し、長期化。そうした影響もあってか、天皇陛下が2019年に即位され、令和の世が始まると、世間の評価は逆転するようになった。今ではメディアが「女性天皇」についてのアンケートを取ると、時に9割以上が賛成との結果が出ることもある。愛子さま及び天皇家への敬愛の度合いが高まっていることが窺えるのだ。

理想の家族

 こうした変化はなぜ起きたのか。「週刊新潮」2021年12月23日号で、さる識者はこう分析している。

「天皇陛下は、皇太子時代、どれだけバッシングされても、雅子さまを支え続け、守ってこられたように映ります。“ご家庭ばかり”と批判されることもありましたが、妻子をひたすら守られるその姿勢を“理想的な父親像”と感じてきた人もいるはずです。今の天皇家は、国民の多くにとってとても仲睦まじい“理想の家族”に見えている。戦後の象徴天皇制では、国民は皇室に模範的な家族、家族の規範を見たいという思いを抱いてきた。そして、そのお姿を拝見することで“国民統合の象徴”という皇室の在り方を実感するのではないでしょうか。その意味では、現天皇家はお役目をきちんと果たされているのだと思います」

 苦難を乗り越えられたかに見える天皇陛下。

 雅子さまは8年前に銀婚式を迎えられた際、文書の中でこう述べられている。

「皇太子殿下には、いつも傍らで私を支えて下さいましたことに感謝の気持ちで一杯でございます」

「私が体調を崩しましてからも、皇太子殿下には、いつも優しく、細やかなお心遣いをいただきながら、お助けいただいてきていることに心から感謝申し上げたいと思います。私も、これまで殿下のお立場やお考えをお量りしつつ、殿下のお力になれますようにと願ってまいりましたが、今後とも、殿下が大切なお務めをつつがなく果たしていかれることがおできになりますように、少しでも殿下のお役に立てますよう努めてまいりたいと存じます」

 この1年は陛下にとって、どんな1年になるだろうか。

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【前編】では、「週刊新潮」の記事を引きながら、殿下がなぜ追い詰められていったのかを記している。心身の症状が悪化した雅子さまが東宮大夫に発せられた、驚きのお言葉とは。

デイリー新潮編集部

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