「携帯を置いてよ」3歳息子の涙にパニック…51歳・元TBSアナ、1日10時間スマホと格闘した管理職時代の“限界”

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「体力があるうちに」

――フリーアナウンサーになって、母親としての比重が増えたそうですね。

「もともと、TBSを辞める前から家族への比重を増やしたいという思いもありました。うちは卒業式を控えた高校3年生の長女と中学1年生の次女、小学2年生の息子の3人。子供たちと向き合うにはやっぱり体力が必要なんです。だから体力があるうちに今の形で新たな生活ができて良かったなって思います」

――会社を辞めると決めた時、お子さんたちにはどう説明をされましたか。

「それが……私がお風呂に入っている間に夫が3人に伝えちゃったんです(笑)。お風呂から出てきて、『これから毎日お母さん家にいるの!』って喜んでくれたのは息子だけ。長女は私にこっそりと『大丈夫なの?』って心配してくれました。次女は『えー! 毎日家にいるのー?』って複雑そうな感じで、三者三様の反応でした」

――確かに高校生になると、家計のことや今後のことが少し心配になりますよね。

「そうですよね。でもすぐに講演会のお仕事もありましたし、夫も仕事をしているので『大丈夫だよ』って伝えました」

――家での会話も増えましたか。

「増えました。3月に長女が高校を卒業するので銀行口座を作ることになったのですが、ちょうど忙しい日が続いてしまい、2、3日バタバタしていたら『いつになったらやってくれるのよ。最近家にいないじゃない』って長女に叱られたんです。1年前までは母親は家にはいないのが当たり前だったのに、今は彼女の中で私がいることが当たり前になっていると分かってちょっとうれしかったですね」

――きっとこういう生活を望んでいたのでしょうね。

「そうだと思います。長男の勉強もよく見ると意外なところが苦手で、今までそういうことにさえも気が付いてあげられなかったので、もっと向き合わないとダメだなって思いました。一緒に食事をとることも当たり前になって、『今日、こんな仕事だったの』と報告すると次女は『それが仕事になるの?』って聞いてきて、そんなささいな時間も今は大切だと感じます」

――親子ゲンカはありますか。

「それこそ次女とは反抗期なのでしょっちゅうあります。2人で言い合いが始まると夫が『もうやめな!』と言ってすぐ止めにきてくれます」

――ご夫婦で子育てをするうえで大切にしていることを教えてください。

「夫もスポーツ選手だったので、やっぱりうちは挨拶には厳しいです。それと責任感を持ちなさいと言っています。一度決めたことは最後までやり抜いてほしいなって思っています」

――夫の水内さんとはご結婚されて今年で21年目ですよね。夫婦円満の秘訣は。

「何だろう。(奥に座っていた水内さんに)夫婦円満の秘訣って何ですか? 『気を使うこと』だそうです(笑)。私もそう思います」

――親子ゲンカはしょっちゅうあっても、夫婦ゲンカはめったにないですか。

「ないですね。私が勝手に怒ったり、八つ当たりしたりすることはありますけど、『俺が気にしなきゃいいんでしょ』って全部受け止めてくれます」

――これからも家庭と仕事のバランスは大切にしたいと考えていますか。

「そうですね。でも子供たちはどんどん成長していくので、少しずつ私たち夫婦の時間も大切にして、アナウンサーとして長く働いていけるように新たな挑戦や幅を広げることをやっていきたいと思っています」

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 第1回【元TBS小倉弘子アナ、フリー転身の現実 「YouTubeらしさが分からない」手探りの半年と悩んだ「安全装置」】では、TBS退社から1年、小倉アナが現在の心境や仕事について語っている。

小倉弘子(おぐら・ひろこ)
1974年、東京都出身。97年にTBSに入社。「筑紫哲也 NEWS23」や「はなまるマーケット」など、数々の人気番組に出演する。2005年に元プロサッカー選手の水内猛氏と結婚し、3児の母でもある。24年末にTBSを退社し、フリーアナウンサーに。2025年6月からYouTubeのニュースメディア「miraiA」のキャスターとして活動する。

デイリー新潮編集部

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