中国人観光客の減少に「ずっとこのままでいい」 京都では喜びの声が 一方、白川郷では「墓に登ったり、私有地で用を足したり…」 地元住民は嘆息

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「お墓に登ったり、私有地で用を足したり……」

 一方、自粛前後で、特に変化がない観光地もある。金沢から車で1時間半ほどの距離にある景勝地、白川郷のさる民宿の女将(おかみ)は、

「うちでは1割が中国からのお客さんですが、白川郷全体としても、特に中国人が減ったという感じはしません。今もテイクアウトのお店にはすごい行列ができていますよ」

 ここでも、嘆かわしい事態が起きている。

「常に道路にはゴミが落ちているし、毎年雪の中に空き缶や食べ物の包み紙が捨てられています。春になって雪が解けると、そうしたゴミが地面に散らばるんですよ。さらに、私有地の新雪にダイブして倒れ込むかと思えば、人のお墓に登ったりすることもあります。自粛の影響は感じませんが、自粛が解除されてさらに人が増えたらどうなるか、不安を覚えるほどです」(同)

 また北海道でも、幻想的な青い池に立ち枯れのカラマツで知られる美瑛は“通常運転”だとか。この地で農家を営む男性が明かす。

「人気のある『クリスマスツリーの木』は、最寄り駅から2~3キロのところにあります。タクシーなどないので、中国人はスーツケースをガラガラ引いてぞろぞろ歩いている。地面も凍結していて、歩くと結構時間がかかるので、どうやら途中で“催す”ようなのです」

 駅からツリーの道中には、

「ぽつりぽつりと用を足した“残骸”が落ちています。ある農家の人は、自分の納屋に行くと、見知らぬ中国人が用を足しているのに出くわしたと言っていました」(同)

 ここまでの話を総合すると、自粛要請以降もたいして変わらない、あるいはやや売り上げでダメージがあっても現在は立て直しに成功した、というケースが多い。

「コロナ禍で中国の観光客が来られなくなり、打撃を受けた教訓があります。ほとんどの宿泊施設や観光業態では、一つの国や地域に偏らないよう、工夫しているのです」(札幌ホテル旅館協同組合の安藤雅信理事長)

 1月29日発売の「週刊新潮」では、中国人観光客がこれまで観光地で起こしてきたトラブルや、渡航自粛の影響についてより詳しく報じる。

週刊新潮 2026年2月5日号掲載

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