買い取り店で「なんでこんなに安いんだ!」と怒鳴る客も…「ダイヤモンド」の価格が“下落”し続ける理由 急騰する「金」との大きな違いとは
派手なジュエリーは意外に安い
査定額を聞いて怒り出す人もいるようだが、終活や不用品処分の一環としてダイヤを手放したいと考える人は増えているという。そんな時に気になるのが、ダイヤの鑑定書である。買い取りに持ち込む場合、鑑定書の有無は査定にどれだけ影響するのだろうか。
「鑑定書はあればあるに越したことはありませんが、査定にそれほど影響はありません。ここは業者によって異なるポイントかもしれませんが、当店はダイヤそのものよりも、ジュエリー全体のデザインを見て査定しています。例えば、小~中粒のダイヤが中心についている、シンプルで美しいデザインのジュエリーは日常使いもしやすい。堅実な需要があるので、喜んで買い取りさせていただいています。
逆に、バブル期に流行したダイヤを大量に盛りつけた成金趣味的な指輪や、サファイアやルビーなど他の宝石も加えてデザインされたネックレスは見た目こそ豪華ですが、思ったほど買い取り価格はつきません。というのも、デザインが凝りすぎていると身に付ける人を選び、長期在庫になりがちだからです。
宝石はその品質によって価格が変わってきますし、宝石が主体となったジュエリーは使われている金やプラチナの量が多くないため、買い取り価格は低くなる傾向にあります。なお、ラグジュアリーブランドが自社の名前を冠して販売したジュエリーは、ノーブランドのものよりは買い取り価格が上がります」
貴金属の相場ほど先を読むことができない市場は珍しいが、質店の店主によると、「金はまだまだ上昇する可能性があるものの、ダイヤは人工ダイヤの流通量が増えすぎて、値段が上がる要素が見当たらない」という。大幅な値崩れを起こす前の今が、売り時なのかもしれない。



