「“脚フェチ”っているんだ、とびっくり…」ズムサタ出演で美脚という武器を見つけた “美しすぎるラジオDJ”が振り返るダメ出し地獄のポンコツ時代

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もう「脚」しかない…芸能界での数々の苦労

――山崎さん、すごくポジティブですよね。取材していると、性的な目線を向けられることを嫌がる子も結構います。

山崎:脚以外の強みを自分で見つけられなかったので、もう脚しかないみたいな感じでした(笑)。テレビ番組の放送には大変な思い出もありましたね。多いんですよ。周りのスタッフさんから「1回の放送で何か一つ絶対に笑いを取れ」と言われたことがあり、終わった後に一緒に番組を見返して「なんでこれ言ったの?」「どこが面白いと思ったの?」など(笑)、反省会なので当たり前なんですがダメ出しされるんです。さらに課題として1日に3本はバラエティー番組を見て、感想を送らなきゃいけなくて。バラエティー番組を見るのもだんだん楽しく見れなくなってました(苦笑)。そのお陰で、今があるのでとても感謝しています(笑)

――それは厳しいですね。

山崎:テレビ番組のロケにはすごく厳しいディレクターさんもいらっしゃって、ADさんが怒られすぎて隣で泣いたりしてるんですよ。そのどんよりした空気の中で、食レポをしないといけない上に面白いことも言わないといけないんですが、ピリピリしてるから誰も笑わなくて...。その中で一人で喋り続けるのは地獄でしたね(笑)。

――モデルのお仕事の方はどうだったんですか。

山崎:モデルさんって、綺麗な方がいっぱいいるじゃないですか。そういう方を見続けていると、だんだんと自分の顔の粗に目がいくようになって、自分のことを見るのが嫌になったんですよ。それですごく自己肯定感が下がりました。

 正直、芸能界自体も辞めようと思っていたんです。そんな時にラジオの話をいただいて。私がこの世界に入ったきっかけである「笑わせたい」という部分を達成しつつ、顔は見せない仕事だからと勧められて、挑戦しました。

「東京スカパラララララ…」

――それがInterFMの朝の番組「MUSIClock」ですね。山崎さんと出演する芸人さんとの絡みで人気になりました。

山崎:「MUSIClock」はもともと音楽番組で、しかも私がメインパーソナリティじゃなくて、音楽コーナーだけの進行だったんです。コーナーにアーティストさんを呼んで、インタビューするんですが「緑黄色社会」さんの名前を間違えて「緑黄色野菜」とか言っちゃってました。私、本当にポンコツなんですよ(笑)。

 ゲストさんは笑ってくださるんですけど、スタッフさんやマネージャー陣から怒られるんですよ。だからその頃は怒られては泣いてましたね。東京スカパラダイスオーケストラも言えなくて「東京スカパラララララ……」と滑舌が回らなくなって。あまりに心配だからと事務所の偉い方が朝の収録なのに毎回見にきてくださっていました。

 それまでは音楽をおしゃれに伝える番組だったんですが、2年目に「もう少しバラエティー色を強めたい」と番組が方向転換したんです。そこで私がパーソナリティーになって、突如として芸人さんをお呼びする番組になりました。それまではずっとつらくて心が折れそうになっていたんですけど、そこからは信じられないくらい仕事が楽しくなりました。

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記事後編】では“才能”を爆発させたラジオDJのエピソード、グラビアでの活躍についても話を聞いた。

徳重龍徳(とくしげ・たつのり)
ライター。グラビア評論家。ウェブメディアウォッチャー。大学卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。記者として年間100日以上グラビアアイドルを取材。2016年にウェブメディアに移籍し、著名人のインタビューを担当した。その後、テレビ局のオウンドメディア編集長を経て、現在はフリーライターとして雑誌、ウェブで記事を執筆している。著書に日本初のグラビアガイドブック「一度は見たい! アイドル&グラビア名作写真集ガイド」(玄光社)。noteでマガジンを連載中 X:@tatsunoritoku

デイリー新潮編集部

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