「実際はスベりまくっていた」 ヤクルト池山監督、“新人を爆笑させた”報道のウラ側

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つかみはOK?

 プロ野球各球団の新人たちが合同自主トレを行っている。ヤクルトでも1月10日、ドラフト指名8選手が2軍球場で汗を流した。

 その冒頭、今季から初めて1軍の指揮を執る池山隆寛監督(60)が訓示を垂れた。これを《池山監督が新人相手に大爆笑を誘う》という見出しで報じたデイリースポーツによると、

〈前に出た池山監督は「おはようござ…」と言うと、「かんどる!」と自ら乗り突っ込みを入れてまずは笑いが起こった。(略)最後は「ポイポイナイス!」と昨年流行した“ギャル語”まで駆使し、新人や報道陣、ファンの爆笑を誘った〉

 他紙も《つかみはOK》などと好意的に報じた。

時代遅れのセンス

 ところが、

「実際は、苦笑を誘ったというか、スベりまくっていましたけどね」

 と、別のスポーツ紙記者が明かす。

 1983年にドラフト2位でヤクルトに入団した池山は、3度の日本一を果たした野村克也監督時代を中心に内野手として活躍した。愛称は“ブンブン丸”。明るい性格で、「珍プレー大賞」の常連だった。

「監督になってもそのキャラを貫こうとしたのでしょうが、笑いのセンスは時代遅れ。無理して流行語を使ったため、かえって痛々しさだけが残りました」

“つなぎ役”として

 2002年に現役を引退すると、古巣のヤクルトと、野村監督ゆかりの楽天でコーチを務めた。23年もの間、雌伏して時の至るを待ち続けた彼にお鉢が回ってきたのには理由がある。

「元々、高津臣吾監督の次は、昨オフに引退した青木宣親さんというシナリオでした」

 だが、2年連続5位、昨年最下位という惨状が示すように、今の戦力では誰が監督をしても勝てそうにない。そのため、青木は、

「昨年はGM特別補佐、今年からはGMに就任し、戦力の立て直しから始めることに。そして、戦力がそろって監督に就任するまでのつなぎ役として、2軍監督だった池山さんに白羽の矢が立ったのです」

 新人監督としては、16年に中日の監督に就任した森繁和氏(61)=当時=に次ぐ史上2番目の年長記録。12球団で最年長の監督にもなった池山監督には、背伸びして若者に迎合したりせず、還暦の貫禄で自らの野球スタイルを貫いてほしいものである。

週刊新潮 2026年1月22日号掲載

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