「高市首相」と「小池都知事」を育んだ“テレビ黄金時代” レギュラー出演者が次々と“政界入り”を果たした“伝説の深夜番組”とは
4人の政治家を誕生させた番組
「『PRE★STAGE』は政治経済から超常現象まで何でもテーマに取り上げ、出演者の議論が売りの一つでした。バブル期に民放キー局は深夜番組に力を入れ、大学生を筆頭に若い世代の支持を集めます。『PRE★STAGE』の放送期間は1988年から92年とバブル期に重なり、放送時間は深夜1時から4時半までという、まさに深夜番組でした。製作は『ニュースステーション』を手がけたオフィス・トゥー・ワン。視聴者にとっては軽量級の『朝まで生テレビ!』という印象だったと思います。興味深いのは、この番組のレギュラー出演者から複数の政治家が誕生したことです。高市さんと蓮舫さんだけでなく、東国原英夫さん(68)やラサール石井さん(70)も出演していました」(同・志村氏)
さらに高市首相は1990年、フジテレビ「朝だ!どうなる」のキャスターに起用される。この番組では石井苗子・参議院議員(71)もキャスターを務めていた。
テレビの出演者は知名度が圧倒的なため選挙で有利──この事実は“タレント議員”という言葉が如実に表している。
小池知事と高市首相の“独自性”
志村氏は「“タレント議員”の歴史を振り返ると、テレビ番組の質が向上し、洗練の度合いを深めていった歴史の影響を受け、その顔ぶれも変わっていったことが分かります」と指摘する。
過去の“タレント議員”と比較すると、小池知事と高市首相は明確な違いがあるという。つまり新しいタイプの“タレント政治家”だったというのだ。
第2回【“テレビ出身の政治家”は「高市首相」と「小池都知事」が最後か…オールドメディア批判の煽りを受けた“タレント議員”の変質】ではテレビの影響力をテコとした政治家は小池都知事と高市首相が最後であり、今後はテレビを主戦場とした“タレント議員”が誕生することはない──という志村氏の予想を詳報する。
[2/2ページ]

