「5キロの肉をあっという間に…」「口が悪いのは照れの裏返し」 ジャンボ尾崎さんの“豪快と繊細”【追悼】

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「悪意はなく、照れの裏返し」

 しばしば“豪快さと繊細さを兼ね備える”と評されてきたジャンボさんらしい一面ともいえよう。倉本氏が続けて、

「面倒見の良さは誰もが認めるところで、それでいて人見知りするほどシャイ。親しい相手にも辛辣(しんらつ)なことを言いますが、そこに悪意はなく、照れの裏返しなのです」

 実際にかつて、こんなやりとりがあったという。

「私が日本ゴルフツアー機構の選手会長だった当時、個人的な頼みごとのためにジャンボさんの元にお邪魔する機会がありました。ジャンボさんはワインがお好きなので手土産にしようと思い、酒を飲まない私は仲間たちに尋ねたりして、高級品を見つくろって持参したのです」

 するとジャンボさんからは、

「『なんだお前、こんな安物を持ってきたのか』と、いきなり予想外の言葉を浴びせられました。これに限らず、普段から口は悪いのですが、この時、肝心の私の頼みごとをすべて聞いてくださった思い出は今も忘れられません」

 多趣味だったジャンボさんは、正月を迎えると書き初めに興じていたという。それも、もうかなわない。

週刊新潮 2026年1月15日号掲載

ワイド特集「笑って許して」より

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