40代でも「老害認定」の悪夢…“経験”を誇る中高年と、“AIをフル活用”して“コミュ力も高い”若者に差がつくのは当たり前か
若者から協力を得られない
しかし、私自身はまったくそのように思わなかった。自然と「オレは都知事選の選挙権ないですけど、勝ってください!」と言ったのである。
宴会の最終盤、番組スタッフが「それでは、今年の締めの挨拶をお願いしたいと思います! 出演者の皆さんの年功序列で行きましょう!」と呼びかけた。そこでトップバッターとして挨拶をしたのが、1961年生まれで64歳のジャーナリスト・佐々木俊尚さん。その次が1973年生まれ・52歳の私。そして、大トリが2001年生まれ・24歳の岸谷蘭丸さんだったのだ。
岸谷さんはこれまで同様一切物怖じすることなく、30人はいたであろうこの忘年会のトリを飾るスピーチをし、無事この会は大団円を迎えたのだった。この手の挨拶は若手から最重鎮に向かってバトンが渡されるものだが、ABEMA Primeのスタッフによる「年功序列で!」という言葉により、64歳→52歳→24歳という流れになった。
それに対し佐々木さんは「ワシが大トリではないのか!」と腹を立てることもなく挨拶をし、私も「さぁ、最後は蘭丸さんにこの場をバシッと締めてもらいましょう!」と言い、岸谷さんに繋いだ。
老害認定というものは、寿命が延びている昨今、かなりキツいものがある。何しろ若者から協力を得られないのである。そうした意味で、若者に媚びる必要はないものの、「ワシの経験を尊重せぇ!」的態度は取ってはいけない。これからを生きる中高年は「年を重ねただけ」という理由で若者に対してエラソーにしてはならない、と深く感じ入ったのである。
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