井端ジャパンは米「ドリームチーム」を倒せるか? 専門家が明かすWBC連覇のカギを握る「阪神の2選手」とは
大谷が苦手にするドミニカ代表
打撃陣は大谷とカブスの鈴木誠也(31)の二枚看板は見られるかもしれない。ホワイトソックスに移籍する村上宗隆(25)は参加が確実だと考えられているが、23年のWBCで絶不調だったのは記憶に新しい。
「巨人からMLBに移籍する岡本和真選手(29)も昨年5月に左肘の靱帯を損傷しました。ソフトバンクの近藤健介選手(32)も昨シーズンはケガに泣かされました。レッドソックスの吉田正尚選手(32)は昨シーズンの不調が強い印象に残りました。率直に申しまして、日本代表の屋台骨を支える選手の数が投手だけでなく打者も共に不足しているというのが現状でしょう」(同・友成氏)
脇を固める打者が少なくなるほど、大谷の負担は大きくなる。しかも、大谷にも弱点があるという。
「ポストシーズンの対フィリーズ戦で大谷選手の打撃はまったく振るいませんでした。その際、特にヨアン・デュラン投手(27)とクリストファー・サンチェス投手(29)に抑え込まれてしまったのです。実はこの2人、共にドミニカ共和国出身の投手で、2人ともドミニカ代表に選ばれています。今回のWBCの日程を見ると日本代表がドミニカと対戦する可能性があり、その際は大谷選手のバットが沈黙してしまうかもしれません。大谷選手の代わりに快音を響かせてくれる打者がいればいいのですが……」(同・友成氏)
救世主は阪神の2選手
友成氏は「日本代表が決勝に進む可能性は高いと考えています」と予想する一方で、「決勝でアメリカ代表と戦った場合、今のままでは7割の確率で負けるでしょう」とも指摘する。連覇は無理だというのだ。
日本代表を連覇に導く救世主はいないのか──この問いに友成氏は「私は阪神の才木浩人投手(27)と佐藤輝明選手(27)に期待しています」と答える。
「昨年3月に才木投手はドジャースと対戦し、5回1安打無失点7奪三振と素晴らしい投球内容でした。本人もメジャーで通用するという手応えを感じたに違いありません。もし代表に選ばれたなら、気合いの入ったピッチングを見せてくれるのではないでしょうか。佐藤選手は昨シーズン、40本塁打と102打点でセ・リーグの二冠王に輝きました。大谷選手と鈴木選手の二枚看板に佐藤選手が加わることができれば、打線にグッと厚みが出るのは言うまでもないでしょう」
なぜ友成氏は「アメリカ代表が日本代表を下す可能性は70%」と予測するのか、それは今回のアメリカ代表が文字通りの“ドリームチーム”だからだ。
第1回【3月5日開幕「WBC」でアメリカ代表が“史上最強メンバー”を揃えられた理由…「50本塁打」超えスラッガーに「最速167キロ」守護神も 専門家は「FOXスポーツの意向が大きい」】では、アメリカ代表の実力と、ドリームチームの誕生にテレビ局の“思惑”があることを詳細に報じている──。
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