「家庭が崩壊していないか心配」 前橋・小川前市長の“ホテル密会相手”が退職 知人が明かしていた「奥さんの憔悴」と家族の窮状

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毒舌キャラ

 人望は厚い様子だが、森山氏とはいかなる人物か。

「彼は2004年に前橋市と合併した宮城村の出身です」

 そう語るのは、市役所関係者である。

「地元の小中学校を卒業した後、工業高等専門学校に進学。その後、県内のメーカーに就職しましたが、20代のうちに宮城村役場に勤め始め、合併により前橋市の職員になった」(同)

 技術革新についての知識を集めるのが趣味で、

「10年ほど前には“量子コンピューターはスパコンより桁違いに演算速度が速くて……”と、専門用語を駆使して語っていた」(同)

 一見、堅物だが、

「気を許した仲間の中では、意外と毒舌キャラ。仕事で関わった市議のことを“あいつ、信じられないですよね。バカっすね”と辛辣(しんらつ)に評することもあった。ユーモアのセンスは抜群。周りから“森山さんはグルメだからね”と言われると“そうですね。この間も台湾で虫を食べてきましたし”と返す感じです」(同)

 秘書課長になる前は「道の駅推進室長」として〈道の駅まえばし赤城〉プロジェクトを主導し、指揮を執っていた。この役職にあった頃、画期的なイベントを実現させている。

「昨年、テレビ番組『水曜どうでしょう』のイベントが道の駅で開催されましたが、これを招致に導いたのが森山さんでした。市役所で彼は“『水曜どうでしょう』を前橋に呼んだ男”として知られています」(同)

急に元気がなくなって……

 そんな“功労者”に異変が起こったのは今年の夏。親交のある市議が明かす。

「急に元気がなくなっちゃってね。9月初めには、会議のあとに真っ青な顔をしてぼうぜんと立ち尽くしていた。おかしいと思って“疲れてる?”と連絡したら“分かります?”って。そのあと話をしたときには“部署異動したい”と、弱々しい声で言っていました」

 そして本件の発覚。当人の希望で「総務部秘書課長」から「総務部職員課副参事」という事実上の“係長クラス”に降格した。彼はその後、夏季休暇と有給休暇の名目で休みを取っている。市役所によれば、夏季休暇はのべ5日、有給は計20日まで取れるという。

 森山氏に取材依頼のメールを送ると、弁護士から、

「(職場)復帰のめどについては、具体的には立っていません」

 との回答があった。

 先の市議は、森山氏を励ますべく奔走している。

「彼からは“家の方も子供の関係でいろいろありまして、少し落ち着いたら連絡させていただきます”とメールの返信がありました。弁護士は説明会で“奥さんも憔悴している”と言っていた。森山さんは婿入りしているから、家に居場所はないかもしれない。高校生の息子さんもいますし、家庭崩壊していないか心配です」

 ***

 そして上記の記事の2か月後、元秘書課長は退職を決意したというわけだ。長年の職を失い、再就職にも茨の道が待っているだろう。元職員の妻に「平穏な生活」が訪れるのはもう少し先のことになりそうである。

 一方、市長選は1月5日に告示され、12日に投開票が行われる。前述の通り、小川前市長は態度を未だ明らかにしていないが、先月行われた市民との対話集会の場では前向きな発言を行っていた。もし彼女が出馬するとすれば、再び「ホテル密会」の件が蒸し返されるのは確実だ。両名の行動は、市政の停滞を招き、前橋市のイメージを大きく損なった。市民にとっては迷惑極まりない話である。

 関連記事「前橋市長のホテル密会、本人否定も『行った時点でアウト』 “辞職以上の修羅場”の可能性も」では、「ホテル密会」について、小川前市長に刑事、民事両面でどのような責任が生じる可能性があるのか、専門家が詳細に分析している。

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