巨人「オコエ瑠偉」練習方針をめぐり阿部監督と確執か 秋季キャンプから姿を消しファンイベントも欠席で“行方不明”
同僚の“取りなし”にも耳を傾けず
「どうやらキャンプが始まるや否や、『もう阿部監督のやり方にはついていけない』と不満を表明したようなのです。事実上のボイコットのようなもので、阿部監督との関係はほぼ断絶状態に陥っていると聞いています。職員・選手のほぼ全員に知られている話です」(球団関係者)
阿部氏の昭和流スパルタ練習法に対しては、方々でこれまでも批判されてきた。10月末、桑田真澄2軍監督が退団したのも、阿部氏との野球に対する考え方の違いが最後まで埋まらなかったからだと言われている。当然、不満を持っている選手がいても不思議ではないが、とうとう現役選手までが公然と反旗を翻したというのである。
ただ、球団内でオコエに対して同情的な声は聞かれないという。
「ベテランでもなく結果も残していない立場ですからね。周囲も本人の将来を思って、考えを改めて監督の方針に従うべきと助言したが、本人は意固地なままだったと聞いています。今、契約更改が始まっていますが、若手・中堅に属するオコエは本来もう終わっていなければおかしい。このまま退団するんじゃないかという話まで飛び交っています」(同)
巨人ではまさに契約更改をめぐって、キャッチャーの山瀬慎之助(24)が騒ぎを起こしたばかりだ。11月17日、契約更改を保留したのに全く報道されなかったことを受けて、自身のXで〈あれ、大した活躍してなかったら保留したのになかったことにされるの? 悲しい〉と不満を表明。投稿はすぐに消され、山瀬は結局、27日の2度目の交渉で、年俸1000万円でサインした。
「実際、球団広報に訝しいところがあったのは事実です。記者クラブに対して事前に山瀬の契約更改があると告知していたにもかかわらず、一回目の交渉があった当日、保留に終わったとは明かさず、『今日はなかった』とごまかすかのような説明をしていた。山瀬が不満に思っているのは、今季、1軍出場が1試合と阿部監督に飼い殺されていたこと。球団は『反阿部』の動きが選手内にも広まっていることを隠したくて、報道陣に山瀬の保留を明かさなかったのではないか」(同)
巨人広報部にオコエや山瀬の件について質問状を送ったが、期限までに回答はなかった。
桑田氏の電撃退団に続き、現役選手から立て続けに起きた”反旗”。春季キャンプに入る前から阿部巨人はガタガタの様相である。



