紅白歌合戦は「ソニーの一人勝ち」K-POP・ジャニーズが衰退する中HANAなど11組が選出 「偏りすぎ」という声も
『鬼滅』主題歌のAimerも「もちろんソニー」
一方で「偏り」を指摘する声も。
「これまでもNHKは勢いのある事務所になびいて紅白を選考する傾向があった。今年5月にスタートした、国際音楽賞『MUSIC AWARDS JAPAN』を取り仕切っているのはソニー。このイベントを生中継したのはNHKです。NHKプラスの視聴数は、紅白歌合戦、大河ドラマ、連続テレビ小説・オリンピックを除く全番組で歴代最高を記録した。蜜月関係ができているんじゃないか」(レコード会社幹部)
こうした怨嗟の声が出るのも、ソニーが今エンタメ業界で“無双状態”だからだ。映画でもヒットを連発。ソニー・ミュージックエンタテインメントの子会社「アニプレックス」が手がけた『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』と、吉沢亮主演の映画『国宝』である。
7月18日に公開された『鬼滅』は、初週末3日間で観客動員数約384万人、興行収入約55.2億円を記録。北米など海外でも人気を集め、全世界累計興行収入は年内に1000億円に達する勢いだ。
「主題歌を歌うAimerも、もちろんソニー・ミュージックレーベルズの社内レコードレーベル所属です」(前出・音楽業界関係者)
営業利益予想を上方修正
製作幹事として参画した『国宝』も、公開158日となる11月10日時点で観客動員数1207万人、興行収入170億円を突破。これまで実写邦画興収歴代1位だった『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』の173.5億円を上回るのは時間の問題と見られている。
「ソニーグループは11日、2026年3月期の音楽事業の営業利益予想を250億円上方修正しました。2025年9月の中間決算は、売上高が前年同期比3.5%増の5兆7295億円、純利益は同13.7%増の5704億円。半導体やゲーム事業も堅調ですが、牽引しているのはエンタメ部門です」(経済部記者)
大晦日のお茶の間まで席巻した「ソニーの天下」は、いつまで続くのかーー。









