「紀子さまは職員のことを“ツール”と捉えておられる」 続く苛烈な“ご指導”…皇嗣職トップの“退任説”のウラ側

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「吉田さんは、遠ざけられているといえます」

 先月23日に誕生日を迎えた小室眞子さん。当日は家族でドライブに出かけ、カメラに対しても満面の笑顔を見せてくれた。夫妻がアメリカで穏やかな生活を送る一方、皇室では異常事態が起きているという。秋篠宮家のお世話をする皇嗣職のトップである吉田尚正大夫(だいぶ・65)と両殿下の間に看過できない溝が生じ、ついには“招待状事件”にまで発展、吉田氏の退任説が流れているのだ。「週刊新潮」が当の大夫を直撃すると……。

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 ご家庭内に皇位継承権者をお二方擁される紀子妃の重圧は計り知れず、それもあって周囲へ求める仕事のハードルは高まるばかり。“ご指導”もおのずと熱を帯び、現場では紀子妃から容赦ないフレーズが発せられていることは、これまでも報じられてきた。そして、

「つい最近も、紀子さまから宮邸の職員に対し、厳しいお言葉があったのです」

 そう明かすのは、ご一家の事情を知る関係者である。

「紀子さまは、職員に仕事の心構えを説かれていました。以前から『宮家で働けるのですから感謝しないといけません』などと仰っていたのですが、この時もまた『宮家のために何かしよう、という気持ちが感じられません。あなた方は宮家への愛が足りないのです』と嘆かれていました」(同)

 が、職員へのご指示は目まぐるしく変わり、それらを確かめるべくお伺いを立てようとすれば、文字通り“聞く耳を持たない”ご姿勢から苛烈なご指導になってしまう。そんな職場での「お言葉」であったため、

「職員の間では“紀子さまご自身が、ちっとも私たちに愛をもって接してくださっていないのに”などと、不満の声が上がっていました。紀子さまは日頃から“私の思い通りに動くのが仕事”といったお考えで職員に接しておられ、ご自身のなさりたいことを実現するための、いわば“ツール”と職員を捉えられている。ねぎらいのお言葉など、まるでありません」(同)

紛うかたなき異常事態

 2024年2月に皇嗣職大夫に就任した吉田氏は、西村泰彦宮内庁長官(70)と同じく警察官僚出身で、ともに警視総監まで上り詰めている。

「西村長官は6月に70歳を迎えました。長官や侍従長、皇嗣職大夫などの特別職は定年が定められていませんが、70歳が目安とされており、間もなく長官も退任します。さらに、重職を担う吉田大夫にも目下、退任説がささやかれているのです。実際に秋以降、その去就は複数のメディアで報じられている。宮内庁に入る際は警察庁の先輩である西村長官の強い勧めもあったといい、その長官が辞めるタイミングで身を引くのでは、というのが根拠の一つになっています」(宮内庁担当記者)

 仮に就任から2年足らずで皇嗣職トップが去るとなれば、紛うかたなき異常事態である。吉田氏が22年に就いた非常勤職員である宮内庁御用掛の座から一気に側近トップへと昇格したのは、取りも直さず秋篠宮ご夫妻のご期待の表れであろう。それでも、

「ご夫妻との関係は現在、決して良好ではありません。むしろ吉田さんは、遠ざけられているといえます」

 とは、さる皇嗣職関係者である。

「吉田さんが御用掛に就いたのは、小室さんの問題が尾を引き、秋篠宮家への批判が沸き起こっていた時期でした。当時の加地隆治大夫は、いわばご夫妻のイエスマンで、騒動を収めるすべもなかった。すでに後任は吉田さんに内定しており、吹き荒れるバッシングを鎮める役割が、周囲から期待されていました。吉田さん自身、ご一家の置かれた状況を改善したいとの思いから、兼職が可能な御用掛の期間も、民間での役職を投げうって宮家の仕事に専念してきたのです」(同)

 ところが、

「吉田さんは『このようにしたらいかがでしょうか』と、ご夫妻に提案を重ねてきました。ですが、そうした進言をするうち、ご夫妻から距離を置かれるようになり、とりわけ紀子さまに疎まれてしまったというのです」(同)

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