「中国系マフィアは日本人を顎で使い…」 特殊詐欺、諸悪の根源は中国政府だった

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 ミャンマーで摘発が続く国際的な詐欺集団の首謀者は中国系マフィアである。彼らは日本人を監禁し、「かけ子」として顎で使っていたが、諸悪の根源は中国政府が強力に推し進めた「一帯一路」政策だった。ノンフィクション作家の譚ろ美氏が真相を解説する。

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 今年2月、タイ国境に近いミャンマー東部カイン州(旧カレン州)で国際的な特殊詐欺集団が摘発され、加担させられていた日本人が保護されたことは記憶に新しいだろう。

 犯罪の首謀者は中国系のマフィアだが、近年、中国政府は撲滅に力を入れており、厳罰に処している。...

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