フジテレビ、2ドラマで致命的ミス “時代錯誤”の脚本に若い視聴者はついていけない

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狭い世界の物語

 フジテレビの連続ドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう(もしがく)」(水曜午後10時)と同「小さい頃は、神様がいて」(木曜午後10時)の深刻な低視聴率が続く。理由は第1に自らが視聴者ターゲットを狭めてしまったことにある。【高堀冬彦/放送コラムニスト、ジャーナリスト】

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「もしがく」も「小さい頃は、神様がいて」も最初から視聴者を限定した。これでは視聴率が上がらない。

「もしがく」の場合、主人公・久部三成(菅田将暉)ら登場人物が生きた1984年を知っていて、その上に演劇に多少の関心がないと、理解が難しい。...

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