“有名文化人”との不倫疑惑、マネ-ジャーから求婚…「波瀾万丈すぎるアイドル」がそれでも芸能活動を続けるワケ

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それでもアイドルを続ける理由

「気付いてはいるんですよ。私は経営の方が向いてるって」

 一方、芸能活動では嫌な目にも両手で数えられないほどに遭ってきた。なのに芸能界、特にアイドルという職業になぜこだわり続けるのだろうか。

「それって、すごくみんなに聞かれるんですけど、私ってファンの人が大好きなんですよね。私のファンってすごく長い人が多くって。DJイベントや撮影会、コンカフェにゲスト出勤をしてくれるんです。ただファンが見たいのって、きっとアイドルとしての私なんだなと思っていて」

「私はファンと繋がることもできないし、別に結婚することもできるわけじゃない。私が幸せならそれでいいよと言ってくれるんですけど、ファンのみんなが今まで費やした時間やお金はそれでは返せないと思っていて。幸せにできるまでは私は辞められないなっていう気持ちが強いんです」

 苦しいことも多かったこれまでの活動について、こう振り返る。

「自殺未遂の時もそうですけど、人間いつか笑って話せるようにもなるし、そこを糧にすることもできる。マイナスに考えても『じゃあ、今まで自分が頑張ってきた分って何だろう?』って思っちゃうから。ただ、もし本当に無理かもってちょっとでも思ったら、どの職業でも本当に休んだ方がいいと思う。精神と体調とあと周りの環境ってやっぱり直結するので。それでも、絶対やり直せはするので。いつか人の噂なんて消えるし、意外と大丈夫」

ヘアメイク:「ピープス&スー」武田涼

姫川風子
1月30日生まれ。アイドルグループ「ジュネス☆プリンセス」「ヲルタナティヴ」などに所属。2023年4月に「柊ひめ」に改名。現在は「DJひめかわいい」の名義でDJ活動を行い、モデル・タレント・グラビアなど多方面で表現を続けている。さらに“日本一可愛い社長”を自称し、飲食店などさまざまな事業を展開する経営者としての一面を持つ。公式X:@http4020 公式Instagram:@http4020

徳重龍徳(とくしげ・たつのり)
ライター。グラビア評論家。ウェブメディアウォッチャー。大学卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。記者として年間100日以上グラビアアイドルを取材。2016年にウェブメディアに移籍し、著名人のインタビューを担当した。その後、テレビ局のオウンドメディア編集長を経て、現在はフリーライターとして雑誌、ウェブで記事を執筆している。著書に日本初のグラビアガイドブック「一度は見たい! アイドル&グラビア名作写真集ガイド」(玄光社)。noteでマガジンを連載中 X:@tatsunoritoku

デイリー新潮編集部

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