前橋市長の”密会相手”が「ホテルを提案」の真偽は? 「ホテルに行こう、などと言うタイプではない」証言も

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 市長と既婚の男性職員による並外れた頻度のホテル密会で、一躍注目の的となっている群馬県前橋市。小川晶(あきら)市長(42)はなおもにわかには信じがたい弁明に終始する一方、お相手の男性はいま……。

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「ホテルに行こう」などと言うタイプではない

 ふた月で10回以上という、小川市長のホテル密会。市長は“男女の関係はない”の一点張りで、市役所にはこれまでに5400件以上もの苦情が殺到、事態に鎮静の兆しはない。

 市政関係者によれば、

「市長はマスコミ報道の過熱を理由に、今月11、12日に行われる“前橋まつり”には出席しません。この一例をとっても市政が停滞しているのは明白です。3日には、市議会全会派が市長に“進退を速やかに決断してほしい”旨の申入書を提出しました」

 その前日には、市議会に向けて2度目となる非公開の説明会が開かれていた。

「驚いたことに、市長と密会していた森山元秘書課長(仮名)の代理人弁護士が参加した。そこで森山さんから預かったメッセージとして“市長と話す場所の選定を誤ったので不信感を与えてしまった”“私が不適切な場所を思いついてしまった”などと読み上げられました」(同)

 つまり、ホテル密会は市長ではなく、50代半ばの部下である森山氏の発案だと説明されたわけだ。

「森山さんのことを知っている大方の議員や職員は、すぐに“変なメッセージ”だと思ったはずです。森山さんは“ホテルに行こう”などと言うタイプではない。市長の権威に逆らえなかった“被害者”だと同情を寄せられています」(同)

毒舌キャラ

 人望は厚い様子だが、森山氏とはいかなる人物か。

「彼は2004年に前橋市と合併した宮城村の出身です」

 そう語るのは、市役所関係者である。

「地元の小中学校を卒業した後、工業高等専門学校に進学。その後、県内のメーカーに就職しましたが、20代のうちに宮城村役場に勤め始め、合併により前橋市の職員になった」(同)

 技術革新についての知識を集めるのが趣味で、

「10年ほど前には“量子コンピューターはスパコンより桁違いに演算速度が速くて……”と、専門用語を駆使して語っていた」(同)

 一見、堅物だが、

「気を許した仲間の中では、意外と毒舌キャラ。仕事で関わった市議のことを“あいつ、信じられないですよね。バカっすね”と辛辣(しんらつ)に評することもあった。ユーモアのセンスは抜群。周りから“森山さんはグルメだからね”と言われると“そうですね。この間も台湾で虫を食べてきましたし”と返す感じです」(同)

 秘書課長になる前は「道の駅推進室長」として〈道の駅まえばし赤城〉プロジェクトを主導し、指揮を執っていた。この役職にあった頃、画期的なイベントを実現させている。

「昨年、テレビ番組『水曜どうでしょう』のイベントが道の駅で開催されましたが、これを招致に導いたのが森山さんでした。市役所で彼は“『水曜どうでしょう』を前橋に呼んだ男”として知られています」(同)

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