名前のない病気-3-

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「デイリー新潮」「週刊新潮」で好評連載中の宮川サトシさんの「俺は健康にふりまわされている」。“健康”にまつわる、宮川さんの「ただならぬ日常」を描くエッセイ漫画は、ときおり登場する家族とのほのぼのとしたやり取りも魅力のひとつです。宮川さんの健康を何かと気遣う奥さんと二人のお子さんに加え、亡くなったご両親やちょっぴりファンキーな愛犬も……しかし彼には、いまだ描いていない、もう一人の「家族」がいました。

 30年以上もの間、実家に引きこもったまま、すでに60歳過ぎた宮川さんの一番上の兄――。

 宮川さんがそんなお兄さんとの“これまで”と“これから”に真正面から向き合った「名前のない病気」。第1回「スペリオールドキュメントコミック大賞」大賞を受賞した問題作であり話題作の第1話から6話までを、お届けします。

 宮川さんは言います。「これを描かなければ、人生終われません」

【全6話の3話目】

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