数字だけで戦う時代ではない? 低視聴率でも「ラヴィット!」打ち切り説が全く出ない理由

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見つけたらXに投稿しよう!

「仕掛けはもちろんですが、『間違い探し対決』は“見つけたらXに投稿しよう!”と言っているように、視聴者はXへ投稿することで回答と見なされます。自然とXには“#ラヴィット”が増えますし、視聴者はCM開けに現れる変化を見逃すまいとCM中も目をそらさないのでスポンサーの受けもいい。回答するまでの時間制限はありますが、正解が放送されるのはエンディングですから、最後まで視聴者を離さない。実にうまいやり方で、後からTVerで見ようと言っている人も少なくありませんでした」

 MCの川島明はじめ出演者の評判もいいという。

「川島の仕切りはもちろん、田村真子アナは昨年、オリコンの『好きな女性アナウンサーランキング』でトップになり、『好きな男性アナウンサーランキング』でもB'zの熱唱で知られる南波雅俊アナが2位、ゲームコーナーの赤荻歩アナも6位にランクインするなど勢いがあります。さらに、シーズンレギュラーの“ラヴィット!ファミリー”もそれぞれが自分のポジションを上手にこなし、担当企画などが定着するなど、ほぼほぼ全員の評判がいい。一人一人にスポットが当たる演出も見事にはまっています」

 具体的には誰だろう。

「ニューヨーク、見取り図、おいでやす小田、相席スタート・山添寛と、芸人の名前を挙げるときりがありません。芸人以外だとギャル曽根や矢田亜希子、若槻千夏も評価が高い。隔週で火曜レギュラーを務めているSnow Manの佐久間大介と宮舘涼太は“バラエティ・アイドル”としての評価がうなぎ上りです」

 それほど評価の高い番組に成長していたとは……。同じような番組は他にもあるのだろうか。

「フジの『新しいカギ』がそれに近いかもしれません。霜降り明星、チョコレートプラネット、ハナコがメインのバラエティですが、平均視聴率としては物足りないもののコア視聴率の高さと“学校かくれんぼ”などヒット企画の影響で、数字の割に好感度や話題性の高い番組になっています」

 視聴率だけで戦う時代ではなくなってきたということか。

デイリー新潮編集部

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