「怪しげな健康食品や1万円するシャンプーが売られていた」 参政党の“マルチ商法的戦略”を元党員が明かす 「実際に勧誘されたことも」
カルト宗教でも用いられる「危機感をあおる」やり方
結党時に創設された党員向けの政治塾〈参政党DIYスクール〉のホームページでの紹介文は、
〈今、日本は『運命の分かれ道』に直面しています。世界のリーダーとして再び返り咲くか、激動の変化の波に飲まれ、深く沈むか。進む道は2つに1つです〉と始まる。
悪質商法に詳しいジャーナリストの多田文明氏が解説する。
「二者択一の形で、危機感をあおって迫るのは、いかにもマルチな勧誘の手法です。発想は二極で、敵か味方か、正しいか正しくないか、やるかやらないか、二択で決断を迫ってくる。これは旧統一教会など、カルト宗教でも用いられます」
活動のありようがマルチ商法と酷似している点について、参政党に質すと、
「抽象的かつ主観的な見解に基づくものであり、本党としてはそのような評価には当たらないと認識しております。本党は国政政党であり、マルチ商法組織とは根本的に相違します」
マルチ商法に酷似した参政党の党勢拡大戦略の全容は、7月31日発売の「週刊新潮」で詳報する。









