12時間飲み続け、ラーメン屋は3軒ハシゴ…ライザップCM出演も「痩せたらファン離れた」 暴飲暴食グラドルが見つけた“自分のサイズ感”

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「太った甲斐あり」でCM出演も…

――和地さん、お酒だけでなく、食べ物もよく食べるんですよね。

和地:そうなんです。お店と出会った時に一期一会だと思っちゃうんですよ。「今すれ違ったラーメン店とは、もしかしたらもう出会えないかもしれない」と考えたら、食べたくなりませんか? ラーメンを食べて、また新しいラーメン店を発見したらまたラーメンを食べたり。でも最大で3軒くらいですよ。ブランチ、昼、3時のおやつにラーメン。ただ最近は体に気を遣って、プラスのライスはやめてますよ。

――3軒はしごすれば十分です(笑)。ただ太った甲斐もあって、2021年にはライザップのCMにも出演しました。とはいえグラビアファンの中には、グラドルが痩せることに反対する人が一定数いますよね。和地さんの場合はどうでしたか?

和地:痩せたときは少しファンは離れました。2年くらいはいなくなったかもしれないですね。ただ痩せている時のファンは今も継続しているんですよ。

 それに男の人って痩せてるとか、太っているとかよくわかってないんですよ。ライザップのCMの前日にDVDのイベントがあったんですけど、ファンのみんなは「きょうはぽっちゃりしているね」って言ってました。水着でお腹とかバキバキだったんですけど(笑)。だから世の中の女性は男性の目とか体型について、気にしなくていいと思います。

 でも女の子は気づくんですよ。それで態度があからさまに変わりましたね。痩せた方がきつくされました。太っているとゆるキャラみたいだから敵として認識されなくて。ただ痩せてからは「女を使ってる」とか言われました。

後輩に伝えたい…イメージDVD、露出について

――そんなに態度が豹変するんですね(苦笑)。今やベテラングラドルの和地さんですが、若いグラドルに伝えたいこととかありますか?

和地:一時の迷いで脱ぎすぎるのとかは本当によくないなって思います。イメージDVDは発売停止になったりするんですけど、サンプル映像はずっとネットに残り続けるんです。いつまでもみんなに見られちゃうことは覚悟して、グラビアの仕事はしなきゃいけないとは伝えたいですね。

――和地さんの頃のグラドルと最近のグラドルで違いはありますか?

和地:露出に対して警戒心を持たない子が増えた気がします。ファッション感覚で楽しんでいるように見えます。昔はただ布面積が小さいだけのダサい水着だったんですけど、最近は露出が高くてもデザインが可愛かったりするので、一つのファッションとして受け入れているところもあるのかな。ただ無理に嫌な気持ちになる仕事はしないでほしいなと思いますね。

――最後に和地さんの今後の目標を教えてください。

和地:グラビアもどんどんやっていきたいなと思っていますし、今は競輪の仕事もしています。グラビアの後輩たちに、こういう風にちゃんと活躍できるよという場を作ってあげることが先輩として大切なことなのかなって思います。あと趣味でよくパチンコをしているので、パチンコに関する仕事もしたいなと思っているので、ぜひ仕事をください(笑)。

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 前編記事【早熟すぎたグラドルが「胸の大きさ」で得たもの、失ったもの 学校裏サイトで“ランキング1位”にされた中学時代】では、早熟すぎたスタイルゆえに注目をあつめた学生時代、そして声優志望からグラドルの世界で活躍するに至った経緯について語っている。

徳重龍徳(とくしげ・たつのり)
ライター。グラビア評論家。ウェブメディアウォッチャー。大学卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。記者として年間100日以上グラビアアイドルを取材。2016年にウェブメディアに移籍し、著名人のインタビューを担当した。その後、テレビ局のオウンドメディア編集長を経て、現在はフリーライターとして雑誌、ウェブで記事を執筆している。著書に日本初のグラビアガイドブック「一度は見たい! アイドル&グラビア名作写真集ガイド」(玄光社)。noteでマガジンを連載中 X:@tatsunoritoku

デイリー新潮編集部

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