大ヒット「イカゲーム3」に賛否 歴史に残る快作か、残酷シーンに「ぐったりした」の声も

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現地メディア報じる

 とはいえ、配信ドラマの金字塔を打ち立て、歴史に残る快作となったのは確かか。さらなる続編を強く期待する声もあるが、その大きな“根拠”となっているのが「シーズン3」の最終話だという。

「主人公ギフンの娘はロサンゼルスで暮らしている、という設定です。そこへフロントマンが現れます。高級車に乗っての帰路、窓を開けるとスーツ姿の女性がメンコ遊びをしています。

 シリーズ初回で登場したビンタの残酷ゲームなのですが、この女性こそが『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや、2013年公開のウディ・アレン監督作『ブルージャスミン』でアカデミー主演女優賞を獲得したケイト・ブランシェット(56)なのです。

 そのため米国に舞台を移した続編『イカゲーム・アメリカ』が制作されるのでは、と米映画界で憶測が飛び交っているのです」(ハリウッド関係者)。

 監督候補として『セブン』(95年)や『ファイト・クラブ』(99年)などで評価が高い鬼才デビッド・フィンチャー監督の名前が上がっているという。フィンチャー監督はNetflixとコンテンツ契約を結んでおり、2008年公開の監督作『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』にはケイト・ブランシェットとブラッド・ピット(61)が出演している。

「すでに『Vanity Fair』『Deadline』など現地メディアが『イカゲーム・アメリカ』の制作を報じ、監督をフィンチャー氏、脚本を『ユートピア』のデニス・ケリー氏が担当するという情報もあります。今年12月ごろにロサンゼルスで撮影開始予定といいますが、ファン監督もNetflixからも正式な発表はまだない状況。

 ただ、ケイト・ブランシェットほどの大物が単なるカメオ出演で終わるとは考えにくいので、間もなく正式発表されるのでは。道徳心でギフンに徹底敗北したフロントマン役のイ・ビョンホンのアメリカ版出演はほぼ確実視されています」(同関係者)

 フィンチャー監督と日本との濃密な関わりは報じられていないが、ハリウッドでは配信ドラマ「SHOGUN 将軍」のプロデュースと主演で国際的な評価を受けた真田広之(64)や、SF大作「ザ・クリエイター/創造者」にAIのリーダー役で出演した渡辺謙(65)の存在がある。

「アメリカ版はさらに巨額の予算を積み上げることが確実。日本マーケットを意識して彼らをキャスティングする可能性もあるでしょうね」(前出のハリウッド関係者)。

 さらにエスカレートしそうなアメリカ版イカゲーム。残酷なゲームはまだ終わらないようだ。

デイリー新潮編集部

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