「助かったのは奇跡」「遭難などしていない」…40年前の乗鞍岳「老人登山隊」遭難騒ぎ 道に迷ってもなお“二手に分かれた”驚愕の理由

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 第1回【「すべてが予定通りだったのに」…40年前の乗鞍岳「老人登山隊」遭難騒ぎ 安全第一を忘れた時に見た「雷鳥の親子」の警告】を読む

 この夏は暑さから逃れて山を目指す人も多いだろうが、夏の初めは山での遭難事故が多発する時期。近頃は外国人観光客の無謀な登山も盛んに報じられている。ただし、その以前から問題視されていた“シニア登山者とその予備軍”の遭難は、実のところ減少していない。令和6年の場合、1位は70~79歳(771人、23.0%)、次いで60~69歳(630人、18.8%)と50~59歳(624人、18.6%)と、なんと全体の6割超を占めるのだ。...

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