聴かない人にもわかる「Mrs.GREEN APPLE」のスゴさ デビュー10周年、なんでこんなに人気なのか

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メンバーの才能が底なし

「ボーカルの大森さんがオールラウンドなんです。全方位でとにかくすごい。歌って踊れて演技もトークもできる上に、作詞作曲までしてしまうという」

 彼の音域は3オクターブ半と広く、美しいファルセットで、テレビ番組であの新妻聖子も太鼓判を押す実力派。『歌がうまい歌手ランキング』といった企画でも、常に上位を玉置浩二らと争うほどの歌うまっぷりだそう。
またダンスについても、

《大森さんはいつかミュージカルデビューしそう。うますぎる》
《歌もダンスもすごい方だな!才能、天才の域…ミュ界にこないかな》

 と、ミュージカルファンからも熱視線を送られるほどの才能を見せている。

「人気ガールズグループのNiziUともダンスコラボするって半端じゃないですよね。演技にしても映画『#真相をお話しします』に菊池風磨とW主演してみたり、朝ドラ『あんぱん』に出演が決まっていたりと派手に活躍されている。さらにトーク上手でもあって……」

 6月には3人がホストとなった冠番組『テレビ×ミセス』(TBSテレビ系)が放送されXのトレンド1位を獲得。“トーク力も抜群”と話題になった。

「ギターの若井さん、キーボードの藤澤さんもうまいんですよね。バラエティ番組のゲスト出演時も感じよく、3人そろって使い勝手がよい。たった10年の活動ではありますが、すでに“国民的人気バンド”といっても過言ではありません」

ミセスからも人気のミセス

 アーキテクト社の調査「タレントパワーランキング」によると、10代男女から圧倒的な支持があるほか、40~50代からも《名前を知っており、見てみたい/聞いてみたい》と興味を示されているそう。

「とくに40~50代女性からの興味が強いのですが、これはおそらく“旬の音楽を母子で楽しみたい、推したい”という層。例えばK‐POPアーティストには全然いないタイプの大森さんの愛らしいビジュアルも受けているのだと思います。また、歌詞を重要視する世代でもあるので、ミセスの“実は聞かせる歌詞”を評価しているのかもしれません」

 臼井さんは、炎上対応のうまさにも驚いたという。
昨年、発表された楽曲『コロンブス』のミュージックビデオ(MV)の中に差別的表現があったとしてSNSが炎上する騒ぎが起きた。

「この時の火消しが見事でした。アーティストって、自分たちが本当に表現したかったことを熱心に釈明する人も多い。でも彼らはすぐに謝罪して公開停止しました。騒動直後の番組出演を見合わせたりもせず、別の楽曲で出演。年末には騒動も何のその、その後もヒットし続けた『ライラック』でレコード大賞をとっていました」

 すかさず前向きに対応して炎上を乗りきるなど、なかなかできるワザではない。もはやミセスというかミスターパーフェクトではないか。彼らに弱点・欠点はないのか。

「しいて言えば彼らがすごすぎて、後が育たないところでしょうか。ミセスの曲と才能があふれて枠がいっぱい。新人バンドが入る隙がない」

 日本の音楽シーンを席巻し続ける無敵のバンド、Mrs. GREEN APPLEおそるべし!

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