中年男性と行為の後、「愚痴」を聞くのが快感に 宗教2世が実家を“脱出”し「逆ナンパ」を始めたワケ【6月記事ベスト5】
「6月ベスト記事」1位から5位は?
2025年6月に、デイリー新潮で大きな反響を呼んだ話題記事ベスト5をお送りする。第5位は、風俗業界で働きながら人気インフルエンサーとして活動する、まりてんへのインタビュー記事。厳格な家庭で育ち、美術大学のデザイン学部へ進学した彼女が夜な夜な「逆ナンパ」をしていた理由とは――。
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【写真】「逆ナンパ」をしていた学生時代のまりてん。うっとり見つめる姿も
話題記事の第1から5位のランキングは以下の通り。
1位
「お母さまが間違っていますよ」 悠仁さまが紀子さまにご進言 「職員が苛烈な指導を受けている場面を目の当たりにされて」
2位
「娘の顔は腫れ上がり、洋服は血だらけで…」 歌舞伎界のサラブレッドの凄絶DV 妻とその母が告発 「“お前とお前の家族もつぶす”と脅されたことも」
3位
半笑いで「オマエには応援されたくねえよ」と… 国分太一の知られざるウラの顔 「過酷なロケ現場でスタッフにパワハラ的言動も」
4位
「田園調布の自宅は土地だけで7億円」 長嶋茂雄さんの膨大な遺産と終活 前住居では「嫌いな人の顔写真を貼って、フルスイング」
5位
中年男性と行為の後、「愚痴」を聞くのが快感に 宗教2世が実家を“脱出”し「逆ナンパ」を始めたワケ
世の中を知るために始めた「逆ナンパ」
〈幼い頃、末の妹の死をきっかけに母が新興宗教に入信し、誕生日もクリスマスも禁止された家庭で過ごしたというまりてん。特殊な環境ゆえ、実家は決して心安らぐ場所ではなかったという彼女は、高校卒業後実家を離れ、美術大学に進学した。彼女はどのような大学時代を過ごしたのか、振り返ってもらった〉
大学に入って一気に解放されたかというと、そうではありませんでした。むしろ「宇宙人」になったような感覚でした。宇宙人が地球に降り立ったという感じで、本当に周りのことが何も分からなかったんです。
学校には通っていたので社会のルールは分かります。でも、周りの人がどういう生活をして、何を楽しんでいるのか、心の内はどうなっているのか、そういったことが全然理解できない自分がいました。
少しでも「世の中」に溶け込みたい、世の中の人のことを知らなきゃという強い思いがありました。知らないと、私はまたあの実家に戻ることになるんじゃないか、それは嫌だという気持ちの裏返しでもありましたね。どうやったら、世の中に溶け込めるんだろう、ということを常に考えていました。
大学には友達もいました。でも、元々の家庭環境の影響なのかもしれませんが、友達とは、どこか「仲良くしきれない」という感覚がありました。
そんな中で、私は男性の方に惹かれていきました。男性の方が分かりやすかったんです。女性よりも本音を話してくれている気がしたし、女性の方が表面を取り繕うのがうまいイメージがありました。
世の中のことを知るため、私は逆ナンパを始めたんです。毎日誰かと出会いたい、連れて帰りたいと思っていました。ただ、タイプの人がいたからとか、イケメンが良いというわけでは全くありません。
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