三谷幸喜が今さら田中圭にご立腹の深いワケ 「去年公開された映画が大コケして…」
ミソをつけられたくなかった裏事情
三谷は三谷で「おい、太宰」にミソをつけられたくなかった事情がある。
「昨年9月、5年ぶりにメガホンを取った映画『スオミの話をしよう』が公開されました。主演に長澤まさみ、脇を西島秀俊、松坂桃李など豪華キャストが固めましたが、結果的に大コケ。興行収入は17億円止まりで、前作『記憶にございません!』のおよそ半分でした」(前出の芸能関係者)
映画は悪評を浴びて終わり、労作ドラマは主演俳優に泥を塗られる。踏んだり蹴ったりだが、そこは当代きっての名脚本家。転んでもタダでは起きない。
「フジテレビ10月期のドラマの脚本を担当します。三谷から指名された主演は菅田将暉(32)。連ドラでの主役は約3年ぶりです。ほかに二階堂ふみ、神木隆之介、浜辺美波など、華々しい面々が共演します。やっぱり、三谷組にはスターが集まりますね」(同)
内容は、1980年代の渋谷を舞台にした演劇人たちの群像劇だという。
「とある劇団を飛び出した演出家の卵が、ストリップ劇場のダンサーやスタッフと理想の演劇を追求していくというもの。目下、窮境にあり続けているフジテレビが、総力を挙げて作り上げるエンターテイメント超大作だそうです」(同)
三谷とフジは、もとより縁が深い。
「近年は『真田丸』や『鎌倉殿の13人』といったNHK大河の印象が強いですが、名刺代わりの『古畑任三郎』や『王様のレストラン』など、フジのドラマによって彼の名前はお茶の間に浸透しました。“古巣”で近作のリベンジを果たせるか、見ものです」(前出の芸能デスク)
手前ミソで終わらなきゃいいけれど……。





