トランプ氏の武力行使は“弱い相手”にだけ…「世界の警察」米国は今や昔という“不都合な真実” イラン攻撃も「功績狙い」
トランプ氏が考えを変えた理由
米軍は6月22日、イランの核施設を攻撃した。米国のイラン領内への攻撃は史上初だ。トランプ大統領はこれまで回避すると公言してきた対外紛争への介入に踏み切った。
5月に中東を訪問した際のトランプ氏は、まったく別の考えを示していた。過去の米政権による軍事介入を批判し、海外で無駄な犠牲を払い、米国民をないがしろにしてきたと主張した。だが、舌の根が乾かないうちにその方針を大転換した形だ。
トランプ氏の今回の決断には、イスラエルの軍事作戦の成功が関係しているという。...