「ガストにお出まし」「カステラいかがですかー!と売り子を」 悠仁さまの大学生活に“ある変化”が
「カステラいかがですかー?」と呼びかけ
筑波大では毎年この時期、1年生が主体となる「やどかり祭」という宿舎祭が催され、今年は5月30日に前夜祭、6月1日に本祭が開催された。
「ステージ上でのパフォーマンスや模擬店、みこしの練り歩きなどが披露され、今年も大いに盛り上がりました。新入生にとっては交友を深める機会となるだけでなく、毎年カップルも誕生しています」(同大関係者)
入学時に学類内で分けられる、20人ほどのクラスそれぞれが同祭に向けて模擬店や出し物の準備に取りかかるといい、
「悠仁さまのクラスは屋台でベビーカステラを出したようです。実際、本祭当日に“カステラいかがですかー?”と自ら声を張り上げ、売り子をされていたので振り向く学生は多かった。しかも悠仁さまのお店は細胞の核分裂をテーマにしていたようで、幟(のぼり)に〈ベビー核テラ 只今、分裂中〉と書くなど、ヒネリの利かせ方が独特で“さすがは理系の生物学類だ”との声が上がっていました」(1年生女子)
受け渡しを待つ客に対しても、番号ではなく、デオキシリボ核酸(DNA)の4種の塩基A(アデニン)、T(チミン)、G(グアニン)、C(シトシン)で呼ぶ“芸の細かさ”に、ある学生は思わず笑顔を漏らし、
「悠仁さまご自身も“シトシンの方ー!”と呼ぶなど、スタッフの一人として周囲に溶け込まれていました。生物学類の他の模擬店でもお姿を見かけましたが、売り子はカステラ店だけでしたね。300円という手頃な値段とシナモン風味の味が好評で、店には常に人だかりができていました」
ご学友と“タメ口”で談笑
気になる警備面については、
「黒い傘を差した屈強な体のSPらしき男性が1人と、大学の生活課職員数人が店の近くで悠仁さまを見守っていました。悠仁さまは途中、店の裏に回って休まれる時もあり、のぞくと友人4~5人と車座になって、互いにタメ口で楽しそうに談笑されていました」(前出の学生)
当日、悠仁さまと写真撮影したという女子学生はこう振り返る。
「思い切って“写真を撮っていただけませんか?”とお声がけしたら、悠仁さまはわざわざご友人との会話を中断されて“いいですよ”と丁寧に応じてくださり、感激しました」
そんな中、クラスメートの一人が「身分を隠さないと」と冗談めかしてサングラスを手渡すと、悠仁さまはすぐにかけるノリの良さを見せ、終始リラックスされた雰囲気だったという。
一方で、皇室制度に詳しい静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次氏はこう話す。
「大学になじまれ、ご学友との交流が深まれば、悠仁さまのお人柄に触れる機会が増えるため、それ自体は大変喜ばしいことです。ただし、今年9月に成年式に臨まれることでも分かる通り、悠仁さまもいよいよ“一人の大人”となられます。大学生活が大切なのはもちろんですが、将来の皇室を支える人間としての責任感や使命感をお見せになっていくことは、皇室に対する国民の理解を深める上でも、今後より重要になってくるでしょう」
「将来の天皇陛下」とのお立場を考えると、悠仁さまがいまかみしめている自由も束の間のものでしかないという。
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