公認取り消し騒動「山尾志桜里氏」が国民民主党を訴えたらどうなる? 法曹家が忠告する「勝訴の可能性はあるけれど……」
一寸先は闇
衆議院議員の経験も持つ若狭氏に改めて今回の騒動をどう見ているか質問を依頼すると、「玉木さんの見通しが甘かったということでしょう」と言う。
「玉木さんは昨年の11月、女性との不倫を認めて謝罪しました。この時の有権者は玉木さんをそれほど批判しなかったので、山尾さんも自分と同じように乗り切れると考えて公認内定を出したのではないでしょうか。政治の世界で怖いのは、たった一つのミスでも党の支持率を致命的に低下させることがあることです。2017年に小池百合子さんが表明した『排除の論理』で希望の党の支持率が激減したことは、私も関係者の一人として目の当たりにしました。飛ぶ鳥を落とす勢いのある政党のほうが、かえって落とし穴に落ちる可能性がある。まさに一寸先は闇という格言の通りだと思います」
第1回【「謝罪会見」翌日に“公認見送り”は国民民主の大失態…ハシゴをはずされた「山尾志桜里氏」が“不倫質問”に耐え続けた2時間半は何だったのか?】では、改めて国民民主党の山尾志桜里氏に対する“ひどい仕打ち”について詳細に報じている──。
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