トランプ暴落は「ワクワクしかしてなかった」グラドル美人投資家に学ぶ億り人の“生存戦略”
何を買ったの?
――トランプショックの際にはどんな銘柄を購入したんですか。
杉原 今回のトランプショックはトランプさんという人的要因で下げているので、高配当銘柄を狙いました。たとえば三菱HCキャピタルとか三菱重工が私は好きで、暴落した時はこの株を買うという株をあらかじめメモしているんです。そうすればパニックにならなくてすむので。トランプショックが仮に長期となって株価が低迷しても、配当金をもらって最終的にはプラスになると思って。とにかく、この下げを無駄にしたくないと考えていました。
――株で勝つには暴落時の立ち回りが本当に大事なんですね。トランプ政権になってから投資戦略の変更はありましたか。
杉原 トランプさん、石破さんになって防衛株だけはずっと買わなきゃいけないなと思っています。なので、三菱重工や、オールカントリーの組入銘柄に新たに入ったIHIは持っておくといいのかなと思っています。
あとは暗号資産銘柄を買っています。業績は赤字なんですけど、所有しているビットコインの量がものすごいので。あくまでポートフォリオのちょっとにしておいた方がいいですけど、ドルの力が落ちてアメリカがもっともっと暗号通貨に力を入れるようになるのかなと考えているので、そういう銘柄は増やしています。
あとは銀行株です。本決算でメガバンクは軒並み増配を発表したので調子はいいですし、今後日銀の利上げはあると思っているので、利鞘を稼ぐ銀行系のメガバンク中心には持っておいてもいいかなと思います。
初心者に説く「損切り」「IPO」の心構え
――初心者でいえば損切りが難しいです。
杉原 基本的に私は現物取引なので、損切りはほとんどしないんです。下手したら10年塩漬けにした株もあります。ただ年高(年初来高値)、上場来高値では買ってないつもりなので、10年チャートで見たら平均値ぐらいだろうなという銘柄は上昇してくるのを待っています。現物取引をするのであれば気長に考えています。
逆にいうと塩漬けになった株が元に戻るまで耐えられるぐらいの資金管理で買っていないと、暴落があった時に株価が一番下のタイミングで売らされる悲惨なことになって資金を貯められないので、最悪ほったらかしてもいいポートフォリオを作れるようにしないときついのかなと思います。
――IPOについては初心者はどうしたらいいでしょうか。
杉原 ベンチャー企業は上場ゴールみたいなところがすごく多いので、IPOに限ってはプライム市場に上場する企業に絞った方が個人的にはいいかなと思います。グロース市場やスタンダード市場は上場ゴールの方が多いかなと思うので。はねるとすごいんですけど、そこで冒険はしなくてもいいのかなと思います。最初からプライムの条件をクリアしてる企業さんなのである程度安心なのかなって思います。
――今、注目しているセクターや株を教えてください。
杉原 一つは先ほど話した暗号資産銘柄です。あとベンチャーでは顔認証に取り組んでいるミガロです。オープンハウスであったり、いろんな建築会社さんがマンションに顔認証だけで入れるように取り組んでいますし、イオンでも顔認証で買い物ができる企画が進んでいます。今はIRが出るたびにちょっとずつ買い増ししています。
――お仕事されながら、IR情報もかなりチェックしているんですね。
杉原 Yahoo!ニュースでゴシップを見る暇があったら、私はそっちを見ちゃいます。好きな企業さんのIRが出てないかなと思って見ていて、楽しくてしょうがないんですよね。もう“推し活”をしている感じなんですよ。
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じつは株だけでなく不動産でも成果を出している杉原さん。その模様は別記事「不動産投資歴7年、物件は『まだ見に行ってないんです』グラドル美人投資家が1400万&300万で買った2軒の成果は」で紹介している。










