「処分解除を『あと1年待て』と言われ、白鵬の心は折れた」 相撲協会退職の全舞台裏 「協会の“圧力”で会見もキャンセルに」

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【全2回(前編/後編)の前編】

 6月2日に開かれた日本相撲協会の臨時理事会で、元横綱・白鵬の宮城野親方(40)の退職届が受理された。退職が報じられる直前には、横綱昇進を決めた大の里(25)の優勝パレードのオープンカーのドア係を黙々と務め、ファンの声援に「サヨナラ」と言わんばかりに手を振って応えるなど、どこか吹っ切れたような爽やかさを見せていた白鵬だが、その胸中は……。

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「白鵬は、夏場所が終わったところで伊勢ヶ濱親方に退職届を出していたのですが、預かりという形で保留にされていたのです」
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