「地球5周分のガソリン代を計上…」 “汚物まみれ”と評された山尾志桜里氏が「ガソリーヌ」になるまでの疑惑の履歴書
「差額476万円」のナゾ
彼女の資金管理団体を「桜友会」という。ここの政治資金収支報告書には多々不自然な点が見られた。
2012年、桜友会は彼女自身が長を務める「民主党愛知県第7区総支部」に対して、423万円の寄付をした。にもかかわらず、第7区総支部の方は「899万円を受け取った」旨の記載をしていたのだ。
差額476万円。
その上、桜友会には翌年への繰越額、すなわち残高が約273万円しかない。従って、この差額分を補えないことになる。
さらに詳しく、入出金を日取りと共に追ってみると、支出した額と合わない、あるいは支出していない日に収入として記録されていることが分かった。
こうした点は政治資金規正法の「不記載」あるいは「虚偽記載」に該当し、違法となる可能性がある。
これらについて週刊新潮が山尾事務所に聞くと「3月22日に訂正済み」と答えるのみ。実際には、差額476万円分を山尾氏個人からの寄付として付け替えていた。
ガソリン代だけで年間230万円?
次に、「民主党愛知県第7区総支部」が収支報告書に記載しているガソリン代のミステリーに触れよう。小選挙区で対峙する自民党の鈴木淳司代議士とざっくりと比較すると、
【山尾】
2012年 230万円
2013年 82万円
2014年 86万円
【鈴木】
2012年 35万円
2013年 26万円
2014年 26万円
ガソリンが230万円分とはかなりの量である。2012年時のハイオクガソリン価格を160円/リットル、燃費を15キロ/リットルとして計算すると、約21万キロで、これは地球5周分に相当する。
当時のスタッフによると、
「私はかなり走っており、マイカーのフォルクスワーゲンで年間2万キロ。スタッフは自分も含め最大で3人いましたね。えっ、230万円ですか?」
スタッフが3人でも単純計算で年間6万キロ。21万キロとのギャップが際立つばかりである。
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