「女性天皇」と「選択的夫婦別姓」に共通する課題 「伝統」を重視するのか「変化」を受け入れるのか
「女性蔑視ってわけじゃないんでしょうけど、夫婦別姓に反対している方々と女性天皇を拒否する方々は、かなり重なっているように思います」
中央省庁の現職幹部はこう指摘した上で、さらに続けた。
「国会議員の先生方を中心に、自称も含めて保守派を標榜する人たちは“伝統”を錦の御旗に掲げますが、時流から完全に目をそむける姿勢には、少し疑問を感じます」
「妻は夫の姓を名乗るべき」という意見も「愛子天皇待望論は論外」との考えも、確かに時代に背を向けた古臭いイメージが漂う。...