蒼井優、石原さとみに続いて…「北川景子」が出産後の復帰作で“母親”役 「業界では“うまくなった”と評判に」

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 テレビ業界は“ママタレ”で大いににぎわっているが、活躍の場はバラエティー番組に限らないようだ。2児の母である女優・北川景子(38)が、連ドラの主人公として“母親”を演じ、ドラマのスリリングな設定ともども話題になっている。

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第2子出産後初の連ドラ出演

 4月21日から月曜22時枠で放送されている「あなたを奪ったその日から」(フジテレビ系)は、のっけからショッキングな展開で視聴者を引き付けた。

 芸能デスクが解説する。

「冒頭で、北川景子は3歳の娘を食品事故で失います。事故を起こした総菜店の経営者を演じるのは大森南朋で、北川は復讐のために大森の娘を誘拐する。しかし、次第に情が湧いた北川は、大森の娘を自分の娘として育てると決意するのです」

 緊張感のある内容もさることながら、このドラマが注目されているのは、北川にとって第2子の出産後、初の連ドラ出演となるからだ。

「2016年にタレントのDAIGO(47)と結婚した彼女は、20年に女児を、昨年には男児を出産しました。近年は、出産後間もない女優が復帰作で母親を演じることがちょっとしたトレンドになっているといえるでしょうね」(同)

 具体的には、

「菅野美穂は16年に、前田敦子は20年に、それぞれ産後初めての連ドラ出演で母親役を務めました。最近では蒼井優が朝ドラ『ブギウギ』の中で娘を生んでいましたし、今年9月に公開される映画でも母親役を演じます。さらに、北川と同い年である石原さとみは、産後初めての主演映画『ミッシング』で、わが子を誘拐される母親の役を熱演して注目されました」(同)

背中を押した夫の存在

 おまけに、ママ女優が演じる母親役の芝居は概して評判がいい。

「演じる上で、やっぱり感情移入しやすくなりますからね。今回の北川も、業界では“うまくなった”と好評です」(前出の芸能デスク)

 ドラマについてのインタビューでは〈サスペンスやスリルだけを追い求めるのではなく、感情の部分ではリアルに演じたい〉と、監督に伝えた旨を明かしている北川。とはいえ、自分の娘が亡くなり、さらに他人の娘を誘拐するという凄絶な役柄に、

「多少はためらいがあったようです。そんな彼女の背中を押したのがDAIGOでした」

 とは、さる芸能関係者。

「もともと彼は北川の気持ちを尊重して“やりたいようにやればいい”というスタンス。だから彼女も、やりたい作品であれば、番手にこだわらずなんでも挑戦しますよ。舞台に関してはまだ“自信がない”ようですが」(同)

 結婚当初は、料理を含めて家事全般を北川に任せていたというDAIGOだが、“内助の功”も板についてきたようで、

「5月9日には〈ついに目標の娘のお弁当まで辿り着きました〉と、玉子焼きやチキンハンバーグが入った弁当箱の写真をSNSに投稿していました」(同)

 万全の後方支援のかいもあってか、彼女には今後さらなる大舞台も用意されているという。

「今年の後半に放送予定の、NHKの朝ドラ『ばけばけ』にも、母親役での出演が決まっています。年内には、生活に窮するシングルマザーを演じた映画も公開予定です」(同)

週刊新潮 2025年5月22日号掲載

ワイド特集「若葉の季節」より

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